いまやチームのエースともいえる存在となったオリックスバファローズ・宮城大弥選手。

 

2年目ながら大車輪の活躍を見せ、首位を走るチームをけん引しています。

 

まだ19歳なのが信じられないくらい、風格が漂っていますよね。

 

彼の世代は高校時代から有望株が多かったのですが、プロでは同世代の誰よりも早く結果を残しました。

 

今回はそんな宮城大弥選手に注目していきます。

【生年月日】2001年8月25日

【身長/体重】171cm/80kg

【高校】興南高校

オリックスの左腕エース・宮城大弥

オリックス・バファローズ2年目、サウスポーエース宮城大弥選手。

 

キレのあるストレートと緩急自在の変化球、そして抜群のコントロール。

 

老獪なピッチングで、相手打者を翻弄します。

 

本当に2年目とは思えない投球術ですよね~、完成度がめちゃくちゃ高い。

 

19歳ながらすでにベテランの風格が漂っています。

 

 

宮城大弥選手は2019年、興南高校からドラフト1位でオリックス・バファローズへと入団しました。

 

チームはもともと石川昂弥選手(東邦高校)を1位指名していたのですが、くじ引きで交渉権は中日ドラゴンズに。

 

さらに再指名で河野竜生選手(JFE西日本)を指名するも、こちらも日本ハムファイターズに交渉権が。

 

そして再々指名の末に宮城大弥選手の指名にこぎつけたわけですね。

 

なんだか2010年のドラフトを思い出すな~

 

あの時は3度目のくじ引きでも山田哲人選手を外していましたが、今度は競合することなく指名できました。

 

高校時代から評価された存在

これだけ競合が発生したように、この年は高校生に注目選手が集中していました。

 

とりわけ注目度が高かったのが高校BIG4と呼ばれた4人。

 

佐々木朗希(大船渡→ロッテ)

奥川恭伸(星稜→ヤクルト)

及川雅貴(横浜→阪神)

西純矢(創志学園→阪神)

 

さらにこの4人に加えて石川昂弥選手がいて、近年まれにみる豊作の年だったのです。

 

実際に初回指名では佐々木朗希選手に4球団奥川恭伸選手に3球団石川昂弥選手に3球団の指名が集まりました。

 

ですがこの世代で真っ先に頭角を現したのが宮城大弥選手だというのだから面白いですよね。

 

たしかにメディアでの注目度が低かっただけで、スカウトからは1年生の時からずっと評価されていましたから。

 

 

 

おもえば高校生の時も、1年生の時から抜けた存在でした。

 

1年春の大会からベンチ入りすると、夏の沖縄県予選では全6試合に登板

 

大事な大事な決勝戦の先発も任されました。

 

その期待に応えるように、6試合で合計22回1/3を投げ、わずか1失点と圧巻のピッチング。

 

それも先発した決勝戦で、8回に1失点したのみです。奪三振も34を数えました。

 

大車輪の活躍で、チームを甲子園に導いたのです。

 

 

甲子園でのデビューもよく覚えています。

 

この年、興南高校は6日目に登場したのですが、この日に組まれていた試合が

 

広陵(広島) – 中京大中京(愛知)

横浜(神奈川) – 秀岳館(熊本)

興南(沖縄) – 智辯和歌山(和歌山)

大阪桐蔭(大阪) – 米子松蔭(鳥取)

 

という超豪華カード

 

1試合目では広陵高校の中村奨誠(現:広島東洋カープ)が2本塁打を記録するなど、その後の快進撃を予想させる活躍を見せていました。

 

2試合目では横浜高校から1年生選手が2人も登場。

 

1番レフトで出場した小泉龍之介(現:ミキハウス)、そして3番手投手として登板した及川雅貴選手(現:阪神タイガース)。

 

及川選手は3イニングを投げて無失点と、上々の甲子園デビューを飾ります。

 

 

続く3試合目でいよいよ興南高校が登場。

 

この試合でも興南・智辯和歌山の両校に1年生選手が目立ちました。

 

興南の先発野手には、2番セカンドに根路銘太希選手(現:九州共立大)、そして先発マウンドには宮城大弥選手。

 

相手の智辯和歌山にも9番ショートで西川晋太郎選手(現:立教大学)が先発しており、両チーム合わせて3人の1年生選手が先発していました。

 

 

試合は3回、興南高校がヒットと四球を絡め、6点を先制します。

 

宮城大弥選手もライトにタイムリーヒットを放っていました。

 

しかし直後に2点を返されると、5回表には林晃汰選手(現:広島東洋カープ)にツーランホームランを打たれてしまい、計4失点。

 

ここでマウンドを先輩に譲り、やや悔いの残る甲子園デビューとなりました。

 

試合はその後も智辯和歌山が小刻みに追加点を取り、9-6で智辯和歌山が勝ち進んでいます。

 

 

宮城大弥選手はその後も順調に成長を続け、3年生になるころには最速149km/hをマーク。

 

U-18の日本代表にも選出され、投打にわたって活躍を見せました。

 

これだけの活躍があるから、ドラフト1位での指名につながるわけですね。

 

 

というように高校BIG4には名前を連ねなかったものの、決して実力で劣っていたというわけではありません。

 

この世代で真っ先に活躍したのも、全く不思議なことではないのです。

 

ここから他の選手まで活躍し始めた日には、「宮城世代」なんて呼ばれ方をしているかもしれません。

 

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https://twitter.com/jetpack/status/1406582360821272576

 

いかがでしたか?

高卒2年目で早くも頭角を現したオリックス・バファローズの宮城大弥選手。

 

現時点でもすでに完成度が高いピッチングは、これからどう進化していくのでしょうか?

 

楽しみにしていきましょう。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。