このハゲー」で一躍(悪い意味で)話題となった豊田真由子さん。

 

当時、政務秘書に暴言・暴行を働いていたことが、週刊誌によって明らかにされたのです。

 

この事件が発覚したのが2017年のこと、あれからもう8年もたつのですね~

 

しかし豊田真由子さん、現在は数多くのテレビ番組にご出演されています。

 

もし他のタレントがあれだけのことを起こせば、テレビでは使ってもらえなくなるはず。

 

なのにどうして豊田真由子さんはテレビに出演することができているのでしょうか?

 

【生年月日】1974年10月10日

【出身地】千葉県船橋市

【大学】東京大学法学部

【大学院】ハーバード大学大学院

 

暴言・暴行で一躍話題となった豊田真由子

「このハゲー!!!」「ちーがーうーだーろー」

 

日本全国の薄毛の方たちを震え上がらせたこの女性、ご存じ豊田真由子さん。

 

衆院議員だった2017年6月、当時の政務秘書に上記の暴言(もっと酷いものもあった)や暴行を働いたことが週刊新潮によって報道されます。

 

この暴言は秘書の方がICレコーダーに記録していたもの。

 

当時のワイドショーなどでは繰り返し再生されたので、今も耳に鮮明に残っているという方も多いと思います。

 

騒動は瞬く間に広まっていき、その年の8月、豊田真由子さんは自民党へ離党届を提出

 

9月には謝罪会見を開き、翌10月には「志を断ち切りがたく」として衆院選への出馬を表明します。

 

しかし最悪なイメージが拭えないまま票を集めることはやはり難しく、あえなく落選となってしまいました。

 

その後は政界から一線を引いて、社会福祉法人に勤務していたそうです。

 

実は感染症対策に関して豊富な知識と経験を持つ

そんな豊田真由子さんが再び日の目を浴びるのは2020年になってから。

 

当時、日本をその感染症の有識者としてテレビ番組に出演する機会があったのです。

 

実は豊田真由子さん感染症対策の第一人者でもありました。

 

東京大学を1997年に卒業後、厚生省へ入省。そして2000年から国費留学生としてハーバード大学大学院へ留学します。

 

そこで学んでいたのが、まさに公衆衛生なのです。

 

2009年、豚インフルエンザ由来で流行した新型インフルエンザ。当時は日本でも集団感染が出るほどの事態となりました。

 

6月には世界保健機関(WHO)からパンデミック宣言が出されます。

 

そしてこの当時、厚生労働省のWHO担当として奮闘していたのが豊田真由子さんだったのです。

 

当時はWHOの本部があるスイスのジュネーブに赴任していて、日本政府とWHOを取り次ぐ役を担っていたそう。

 

支給された携帯電話は何と3台、24時間誰かしらと連絡を取り合うような状況だったんだとか。

 

ハーバード大学大学院で専門知識を学び、パンデミック発生時には最前線で対処。

 

いつしか豊田真由子さんは日本で随一の感染症対策の有識者となったのです。

 

再び日の当たる舞台に戻ってきた豊田真由子

2017年に議員としての道が閉ざされた後、再び日の目を浴びることとなったのは2020年でした。

 

この年に世界的大流行となったコロナウイルス

 

インフルエンザと違って有効な薬もない、まさに未知のウイルス。十分な情報もなく毎日不安の中で暮らしていました。

 

そんな時、感染症対策に豊富な知識と経験を持つ豊田真由子さんに白羽の矢が立ったのです。

 

元々はご自身が務めていた社会福祉法人で、職員向けにコロナについての情報をまとめて配布していたそう。

 

それがいつしか友人が経営する会社に資料として提供され、それがテレビ番組の関係者の目に留まり、番組出演の運びとなったそうです。

 

 

もちろん豊田真由子さんも二つ返事で引き受けたわけではありません。

 

あんなことがあって表舞台から姿を消したのに、またのうのうと出演していいのか。世間はそれを許してくれるのか。

 

しかし友人からも「あなたの知識をもっと伝えるべきだと思う」と背中を押され、出演を決意したといいます。

 

 

最初に出演したのがフジテレビの「バイキング」だったのも良かったかもしれません。

 

どちらかといえばバラエティ色の強い番組であり、何の配慮かスタジオにはそのまんま東さんと小杉竜一さんが配置されていました。

 

MCの坂上忍さんも「ハゲを2人用意していますので」と早速のいじり。

 

でもあれで気が楽になったのかもしれませんね。

 

 

が、期待されているのはハゲいじりではなく、コロナウイルスについての解説。

 

こちらはもう見事というほかない手際で、分かりやすくまとめてくれていました

 

見た目も口調もあの当時からは想像がつかないほど柔らかくなって、そちらもビックリしましたよね。

 

冒頭の下りを見ていなければ、同一人物だとは思わなかったかもしれません。

 

最近は大阪の番組への出演が増える

コロナ禍の中で、豊田真由子さんの知識はたくさんの人の助けになりました。

 

豊田真由子さんのイメージもすっかり変わったように思います。

 

コロナ禍はあけ、もう数年が絶ちますが、いまもテレビへはご出演されていますよね。

 

特に大阪の番組への出演が多いように思います。

 

大阪の番組は雰囲気も緩く、不祥事を起こした方に対しても比較的寛容です。

 

そもそもハゲは大阪では悪口ではないし

 

 

あとは関西って豊田真由子さん以上にお騒がせな政治家が多かったりします。

 

野々村竜太郎というレジェンドを筆頭に

 

ここ数年だけでも前明石市市長の泉房穂氏、兵庫県知事の斎藤元彦氏などなど。

 

そういった騒動に対して、元官僚であり元議員、そして元お騒がせ政治家という立場からのコメントもできる豊田真由子さんは、テレビ局にとっても重宝する存在なのかもしれません。

 

今後もいろいろな立場で活躍してくれるのでしょうか。

 

 

いかがでしたか?

最悪のイメージから一転、いまやテレビで穏やかな表情を見せている豊田真由子さん。

 

彼女のことを知る人は、むしろこっちが素の表情だともいいます。

 

むしろ政治の世界を去って、いろいろなことから解放されたのかもしれません。

 

やはり優秀な人ですから、その能力を良い方向に生かしてほしいですね。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。