神サイヤング投手だ!

 

2023年シーズンより横浜DeNAベイスターズに所属するトレバー・バウアー投手。

 

MLBで5年連続2桁勝利、2020年のサイヤング投手、その実績に恥じないピッチングを見せています。

 

そして何よりYouTubeチャンネルが日本のファンにも大好評!

 

ただ面白いだけでなく、バウアー投手のことがますます好きになってしまう要素が盛りだくさんです。

 

今回はたった数か月で日本のファンに愛される存在となったバウアー投手についてまとめてみました。

 

【生年月日】1991年1月17日

【出身】カリフォルニア州

【身長/体重】185cm/92kg

【大学】カリフォルニア大学ロサンゼルス校

 

サイヤング賞投手が日本に!?

2023年より横浜DeNAベイスターズに所属するトレバー・バウアー投手。

 

MLBでは2015年~2019年シーズンまで5年連続2桁勝利

 

2020年は短縮シーズン(全60試合)だったため2桁勝利とはいきませんでしたが、それでも73イニングを投げて100奪三振・防御率は1.73!

 

最優秀防御率のタイトルとサイヤング賞を獲得しました。

 

そんな大物選手が、NPBへとやってきたのです。

 

 

もともと日本でのプレー願望はあったみたいです。

 

2019年のオフにはベイスターズの練習施設「DOCK」を訪れ、選手たちと交流しながらトレーニングを積んでいました。

 

その後もたびたび日本でのプレーを希望することをインタビューで公言していたほどです。

 

それがとうとう、現実のものとなりました。

 

どうして日本に来たのか

とはいえここに至るまでは様々な経緯がありましたが。

 

2021年7月、女性へ暴行したという疑惑が浮上し、警察から捜査されていることが発覚。

 

MLBはバウアー選手を出場制限リストに加えることを発表しました。

 

8月に裁判が行われ、バウアー投手は不起訴となったわけなのですが、、、MLBからの出場制限は解除されることなく、そのまま2021年シーズンが終了。

 

(MLB機構では独自のDV指針が定められており、裁判の判決に関わらずMLBが選手に処分を科すことができる)

 

そして2022年4月29日、MLBはバウアー投手に正式な処分を科します。

 

324試合の出場停止処分。

 

これは同様の指針で処分されたケースの中でも、最も重い処分となりました。

 

仮にこれをすべて消化するとなると、バウアー投手が次にMLBの試合に出場できるのは2024年の19試合目になります。

 

しかしバウアー投手もこの処分に対して不服を示し、MLBに対して抗議し続けました。

 

その結果、2022年の12月23日に処分が194試合に緩和されることが発表。

 

4月に出場停止処分が決まってから144試合が消化されていましたので、これで残り50試合。

 

さらに2021年に制限リストに入っていた期間の試合数も消化しても良いという裁定となり、これですべての出場停止処分が消化されました。

 

晴れて自由の身となったわけなのですが、その代償か所属していたドジャースからは自由契約となり、新たに手を挙げるチームも現れず。

 

そこで縁のあったDeNAベイスターズが契約したというわけですね。

 

1年半以上のブランクも圧巻のピッチングを見せる

とはいえ、上述したように2021年の7月から1年半ものブランクがあるわけですから。

 

最初の数試合は2軍で調整となりました。

 

ですが2軍ではもはや無双状態でしたよね。

 

ブランクを一切感じさせないピッチングで、相手打線を圧倒していました。

 

 

そして5月3日に1軍で初登板を迎えます。

 

MLBでも対戦経験のあったマット・デビットソンにホームランを打たれてしまうものの、7回を投げて1失点9奪三振

 

来日初登板初勝利を挙げました。

 

 

しかし、その後の2試合は高めのストレートが有効に使えず。

 

5月9日の巨人戦、5月16日の広島戦と、いずれも7失点を喫してしまいました。

 

サイヤング投手といえど、やはり一筋縄ではいかないのでしょうか…

 

 

試合後、三浦大輔監督はバウアー投手に2軍での再調整を命じます。

 

やはりバウアー投手も高低の使い方にMLBとの違いを感じ取っていたのか、日本仕様にアジャスト

 

そして復帰戦となった5月27日中日戦では、細川成也選手に2本のホームランを浴びるものの6回2失点と試合をまとめます

 

ストレートの催促も159km/hを記録しました。

 

交流戦に入り6月3日の西武戦では相手エースの高橋光成選手との投げ合いを制し、8回2失点10奪三振の好投で2勝目

 

6月9日のオリックス戦ではここまで負けなしだった山下舜平大選手との投げ合い、7回2失点9奪三振で3勝目

 

山下舜平大選手にも初の黒星をつける快投を見せます。

 

6月14日の日本ハム戦では来日初完投、9回12奪三振で4勝目をマーク。

 

復帰してからはサイヤング投手の貫録を見せつけるようなピッチングを披露しています。

 

(全試合でホームランを打たれているのは気になりますが)

 

YouTubeでは様々な一面を見せる

そしてバウアー投手といえば、YouTubeも話題になっています。

 

日本向けに新たにチャンネルを開設し、自身の言葉を日本語に自動翻訳したものを投稿してくれています。

 

当初はなかなか珍翻訳も多く、ネタ的な側面が強かったのですが。

 

 

シーズンに入ってからは面白いだけでなく、すごく参考になるようなシーンも増えてきましたよね。

 

 

シーズン中の動画では、主に次の登板までにどのように過ごしているかが紹介されています。

 

練習がないときは日本の名所に足を運び、観光をしたり日本文化を体験する様子を収録。

 

思いっきり日本を満喫していて、ほっこりしてしまいますよね。

 

さらに街中でファンから声をかけられてサインや写真撮影に気軽に応じている様子も。

 

しまいにはファンとキャッチボールをするサービスまで収録されていました。

 

すごくサービス精神が旺盛ですよね。

 

 

そして驚いたのはピッチングの調整

 

カメラとタブレットを使い、自分のフォームや球筋、回転などをリアルタイムで解析、そしてその場で修正しています。

 

すごく論理的にピッチングを分析していますよね。

 

 

バウアー投手、すごく頭もいいんです。

 

大学は世界有数の名門大学であるロサンゼルス大学カリフォルニア校(ULCA)を卒業されていますし。

 

大学では機械工学を専攻していたそうですよ。

 

中には難しすぎる内容もあるかもしれませんが、チームにもたらす影響は決して小さくはないはず。

 

バウアー投手のYouTubeは、見れば見るほど彼を応援したくなってしまいます。

 

これからもそんなバウアー投手に目が離せません。

 

https://twitter.com/jetpack/status/1669214016558989312

 

いかがでしたか?

紆余曲折ありながらも日本にやってきてくれたトレバー・バウアー投手。

 

マウンドでは圧巻のピッチングを見せ、YouTubeではおちゃめな一面や論理的な一面を見せ。

 

これでいてファンサービスも良いっていうんですから、もう好きになってしまって当然ですよね。

 

もっともっと日本で見ていたい、そう思わせてくれるような存在です。

 

これからもバウアー投手に目が離せません。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。