2021年シーズン、MLBを席巻した大谷翔平選手。

 

打ってはホームラン王争いに食い込み、投げては2桁勝利目前

 

二刀流として、想像もできなかった領域に踏み込みました。

 

しかしある指標では、大谷翔平以上に抜き出ている選手も存在しています。

 

2021年よりニューヨークヤンキース所属、ジョーイ・ギャロ選手。

 

彼は「アダム・ダン率」と呼ばれる指標が、大谷翔平選手よりも上。それどころかMLB屈指の数字を残しているといいます。

 

いったいどんな指標なのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

 

【生年月日】1993年11月19日

【身長】195cm/106kg

【出身】ネバダ州ヘンダーソン

 

大谷翔平越えの指標を残した選手とは

野手としては155試合の出場で打率.257 46本塁打 100打点 26盗塁

投手としては23試合の登板で9勝2敗 156奪三振 防御率3.18

 

ファンですらも想像しえなかった成績を残した大谷翔平選手。

 

シーズンの途中前はホームラン王争いをリードし、投げてもシーズンを通して安定したピッチングで9勝をマークしました。

 

二刀流として文句のつけようのない成績。2022年シーズンはこれ以上の成績を見せてくれるのでしょうか?

 

 

ですが今回は、とある指標で大谷翔平選手を凌駕する選手を紹介したいと思います。

 

ニューヨークヤンキース所属、ジョーイ・ギャロ選手。

 

これまでシーズン40本塁打以上を2度、2021年シーズンも38本塁打を記録したスラッガーです。

 

そんなギャロ選手は「アダム・ダン率」という指標で、とんでもない数字を残したいいます。

 

 

アダム・ダンとは、00年代~10年代にかけて活躍した選手。通算462本塁打を誇り、彼もまたスラッガーとして知られていました。

 

 

そしてMLBでも歴代3位となる2379三振を記録した、豪快なバッターでもあります。

 

ですが彼の面白いところは、ホームラン三振かだけでなく、フォアボールも多いという点です。

 

キャリアを通して勝ち取ったフォアボールは1317個

 

通算打率.237に対して、通算出塁率は.364もの高水準を残しました。

 

 

あまりにも極端な成績は日本でも話題になり、いつしか「アダム・ダン率」なる指標も定着

 

これは“(本塁打+四球+三振)/打席”で求められる指標であり、アメリカでも「Three True Outcomes Percentage」と呼ばれています。

 

ただ数式の中に三振を含めていることからもわかるように、単純に打者としての優秀さを表す指標ではありません。

 

日本でもそのような使い方よりも、単に三振・ホームラン・四球が極端に多い”アダム・ダンっぽさ”を表す指標として親しまれています。

 

MLB屈指のアダム・ダン率

2021年シーズン、アダムダン率が話題になったのは、やはり大谷翔平選手の活躍がきっかけでした。

 

2021年の大谷翔平選手のアダム・ダン率は

 

(46本塁打+96四球+189三振)/639打席→.532

 

打席の半分以上はホームランか、三振か、フォアボールかで占められます。

 

ちなみに全盛期のアダムダンは

 

(本塁打41+105四球+222三振)/649打席→.567

 

という圧倒的な数字。

 

さすが本家、伊達ではありません。

 

 

では2021年のジョーイ・ギャロ選手のアダム・ダン率はというと…?

 

(本塁打38+111四球+213三振)/616打席→.587

 

なんと本家越えの数字をたたき出しました。

 

ちなみにこの年のギャロ選手の詳細な成績は

 

打率.199/38本塁打/111四球/213三振

 

アダム・ダンを超える低打率に、アダム・ダン以上のフォアボール数。

 

本家アダム・ダンですら規定打席に到達して打率が2割未満だったことはありませんよ。

 

ちなみに打率.199に対して出塁率は.351もあったそうです。

 

ジョーイ・ギャロ選手はこれで俊足・強肩も持ち合わせていて、守備も上手い。

 

2020・2021年と2年連続でゴールドグラブ賞も受賞しています。

 

本当にロマンの塊のような選手です。

 

アダム・ダン以上にアダム・ダンっぽさを持ち合わせたギャロ選手。

 

2022年シーズンはどんな成績を残してくれるのでしょうか?

 

 

いかがでしたか?

まさかの10年前のネタ指標で本家越えを果たしてしまったジョーイ・ギャロ選手。

 

でもやっぱりこういった極端な成績の選手は、みていて楽しいですよね。

 

ギャロ選手は守備も上手いですし、まだまだ魅力がたっぷりと詰まっています。

 

2022年シーズン以降も注目していきたい存在です。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。