女性ピン芸人として活躍するゆりやんレトリィバァさん。

 

ふくよかな体形から、ビックリするくらい流ちょうな英語を披露します。

 

2019年にはアメリカのオーディション番組に出演して、さらに話題になりました。

 

ゆりやんレトリィバァさんの英語力の秘密はどこにあるのでしょうか。

 

そして海外でも大うけするそのセンスは、どこで磨かれたのでしょうか。

 

今回はゆりやんレトリィバアさんについて調べてみました。

 

 

【本名】吉田 有里(よしだ ゆり)

【生年月日】1990年11月1日

【出身地】奈良県吉野郡吉野町

【血液型】B型

【身長/体重】159cm/77kg

【高校】奈良県立高田高校

【大学】関西大学文学部

 

芸歴1年目で早くもレギュラー獲得

2013年ごろからテレビで活躍するゆりやんレトリィバァさん。

 

私が初めて彼女をテレビで見たのはMBS「ロケみつ」でのことでした。

 

稲垣早希さんが出演する「ブログ旅」もヨーロッパ編の中盤を迎えていたころ、

 

ゆりやんさんがメインに据えられた企画、

 

「ご主人様は異国の人でござる 忍者ピッタリくんブログ旅」

 

がスタートしました。

 

 

忍者衣装を身にまとい、外国人観光客に次々に話しかけていましたね。

 

その外国人観光客に行き先を聞いて連れて行ってもらい、最終的に大阪城に到着できればクリアというものでした。

 

最終的に大阪城に到着することはできなかったものの、その当時から流暢な英語を披露し、すごく印象に残っていました。

 

 

 

実はこのロケみつに出演していた当時、ゆりやんさんはまだNSCを卒業したばかりだったんですね。

 

ゆりやんさんがNSC大阪校に入学したのは2012年の4月、まだ関西大学文学部に通う現役大学生でもありました。

 

NSCでは35期生、メイプル超合金ひょっこりはんが同期にいます。

 

ですが当時から才能はとびぬけていて、卒業直前に行われた「NSC大ライブ2013」で優勝!

 

NSCも首席で卒業しています。

 

 

そこからR-1グランプリでは3度の決勝進出(最高成績は準優勝)を果たしたり、「女芸人No.1決定戦 THE W」で優勝したり

 

その才能はとどまることを知りません。

 

 

 

 

ゆりやんレトリィバアの英語力の秘密とは?

それにしてもゆりやんさんの英語力の高さ、どこから来ているのでしょうか。

 

NSCを卒業したての時に出たロケみつの時ですでに流暢な英語を話していましたから、そのルーツは学生時代以前にまでさかのぼるはず。

 

 

やはり幼い頃から習い事で英語を習っていたのでしょうか。

 

留学にも行ってたり?

 

答えはどちらもNOです。

 

 

ゆりやんさんが最初に英語に興味を持ったのは中学2年生の頃

 

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」にハマっていたそうです。

 

 

もともと両親が洋画好きだったそうなのですが、DVDを手に入れてからは毎日のように繰り返し見ていたといいます。

 

もちろん日本語吹き替えではなく、英語版です。

 

それこそビデオテープだったら擦り切れていたかもしれません(笑)

 

ここからいろいろな映画を見始め、英語だけでなく、アメリカの文化やファッションなどにも興味を持つようになります。

 

大学でコミュニケーションを積極的に

大学に入ってからは、英語に触れる機会がさらに広がりました。

 

ゆりやんさんは関西の名門私立・関西大学へと進学。

 

そこでは2つのサークルに所属していました。

 

まず一つ、Soul Beat Crewというストリートダンスサークルです。

 

このサークルは海外から日本にやってきた外国人留学生も多く参加していて、自然と英語を話す機会が作られたそうです。

 

ちなみにこの頃のゆりやんさんは茶髪のギャル(笑)

 

 

また日本人学生でも留学経験者が多く、そういった友人との会話でも英語を使っていたんだとか。

 

やっぱり日常的に英語を使うことこそが、英語上達への唯一の道なんでしょうね。

 

ちなみにアメリカ帰りの女の子が特に印象的で、何かにつけて「Oh my God…」って言っちゃうような、オーバーリアクションな子だったらしく

 

彼女のモノマネをしていたらいつの間にかネタのようなものが出来上がっていたそうです。

 

 

さらに余談ですが「3時のヒロイン」の福田麻貴さんもこのサークルに所属していたそうです。

 

(ゆりやんさんから見て先輩にあたる)

 

 

THE Wチャンピオンが2人も出るサークル、すごいなぁ

 

 

 

それからもう一つ所属していたサークルは映画研究部でした。

 

ここでも洋画を生の英語で観てセリフを真似して勉強したそうです。

 

ちなみに好きな洋画は「ノック・ノック」「ホステル」「グリーン・インフェルノ」

 

好きな俳優はマイケル・J・フォックスとのこと。

 

 

という感じで、ゆりやんさんは学生の頃、毎日のように英語に接していました

 

机に向かって英語を勉強するんじゃなくて、日常的に生の英語に触れていたんです。

 

留学経験がないのにあれだけ流暢な英語が身に着くものなんですね~。

 

大事なのは、毎日英語に触れられる環境に自ら飛び込んでいくということ。

 

むしろそういう「勇気」とか「度胸」が、英語を習得するうえで1番大事なのかもしれませんね。

 

アメリカのオーディション番組で話題沸騰

2019年6月、ゆりやんレトリィバァさんはアメリカのオーディション番組、「アメリカズ・ゴット・タレント」に出演しました。

 

この番組はアメリカではすごく人気で、1100万人以上視聴した回があったほどの国民的番組。

 

もちろんこの番組に出演するためには、まず予選に勝ち抜くことが必要となります。

 

 

ちょっとここから下は見せられません(笑)

 

 

もちろん予選を勝ち抜いたからと言って、そこで審査が終わるわけではありません。

 

各ラウンドでパフォーマンスを見せて、次のラウンドに進む必要があります。

 

結果だけ先に言えば、ゆりやんさんが披露したダンスは不合格となり、次のラウンドへ進むことはできませんでした。

 

でもゆりやんレトリィバァさんが本当に凄かったのは、ダンスではなくパフォーマンス前後のトーク力だったんですね。

 

日本語でいくら笑いを取ることができても、アメリカで同じようなネタが通用するとは限りません。

 

 

アメリカで日本風の「漫才」は通用するのでしょうか?

 

答えはNOです。ただし、それは「日本風の」漫才であれば。

 

 

というのも、日本風の漫才は、ボケに対してツッコミがあるのが定番。

 

ところが、アメリカでは「ツッコミ」を入れるという文化が無いそうです。

 

「ボケ」のみで笑いを取る、それがアメリカンなのです。

 

じっさいにゆりやんさんは「猫の名前がレトリバーだ」というトークだけで笑いを取っていますよね。

 

審査員の誰もツッコミは入れませんでした。

 

でもツッコミ無しで「ボケている!」と理解して、笑いや歓声が起こるわけですね。

 

いや~、笑いの文化の違いって面白い。

 

ゆりやんさんもこの笑いの文化の違いを理解しながら受け答えしていたように思いました。

 

 

笑いの文化もこんなに違う

それからもう一つ、注目すべきところがあります。

 

後半で不合格のブザーを推したサイモンさんの機嫌を取ろうとしてホテルに誘っていますね(笑)

 

アメリカでは日本よりセクシャリティに関する表現規制が非常に厳しいとされています。

 

そんな環境で、こんな直接的な下ネタは大丈夫なのでしょうか?

 

 

答えはYESです!

 

というのも、アメリカ人は実は下ネタが大好きなんですよw

 

アメリカのコメディ番組を見ていると、下ネタであふれかえっていると言います。

 

そのせいか、アメリカでは家族団らんの場でコメディ番組を見るのは難しいと言われていたりします(笑)

 

 

パックンマックンでおなじみ、パックンが以前に説明していたのですが、

 

日本で敬遠されがちな「政治的なネタ」「性的なネタ」「田舎者のネタ」も、アメリカでは笑いの基本形だそうです。

 

むしろこれら一部のテーマについては、日本の方が規制が強いくらい。

 

(もちろんやりすぎるとアメリカでもアウトになりますが)

 

そう考えると、パフォーマンス部分もトーク部分も、ゆりやんさんが向こうの文化をしっかり理解していたということなのでしょう。

 

 

https://twitter.com/jetpack/status/1138851560677466112 https://twitter.com/jetpack/status/803615229133193220

 

 

いかがでしたか?

これまで趣味として触れてきたアメリカの文化、それが実際にアメリカの地で受け入れられた。

 

これってめちゃくちゃすごいことなのでは?

 

アメリカ文化愛好家としても、芸人としても、これ以上にうれしいことはないと思います。

 

 

2020年1月からもロサンゼルスへ留学することを発表しているので、ますます芸を広げて帰ってきてほしいです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。