2019年は苦しいシーズンとなっている広島東洋カープ。

 

4連覇はかなり厳しい状況となりましたが、緒方孝市監督はそれ以上に厳しい立場に置かれているのではないでしょうか。

 

成績不振に加えて、選手への体罰や、さらに所属選手のドーピングまで。

 

春先から「辞任」の声はありましたが、ここまで問題が立て続けに起これば、いよいよ現実味を帯びてきました。

 

まずは緒方孝市監督のプロフィールから

【生年月日】1968年12月25日

【身長/体重】181cm/80kg

【血液型】A型

【出身地】佐賀県鳥栖市

【経歴】県立鳥栖高校~広島東洋カープ (1987年~)

 

赤ヘル打線をけん引した現役時代

2015年シーズンより広島東洋カープで指揮を執る緒方孝市監督。

 

現役時代から俊足強打の外野手として知られた選手でしたね。

 

 

 

入団当初はなかなか芽が出ず、年下の前田智徳氏に水を空けられていた時期もありましたが、

 

その前田智徳氏がアキレス腱断裂の大けがを負った95年、101試合の出場ながら47盗塁を記録し、盗塁王を獲得しました。

 

この年は母親が亡くなるという不幸に見舞われたのですが、それが本人から甘えを消し去ったのでしょうか。

 

そして96年には50盗塁、97年には49盗塁3年連続の盗塁王を獲得。

 

99年には36本塁打を記録し、恐怖の核弾頭として赤ヘル打線をけん引しました。

 

前田智徳氏、金本知憲氏と組んだ外野陣は、いまだファンの間で語り草となっています。

 

 

 

監督として3連覇も厳しい立場

選手としては2009年に引退し、2015年シーズンより野村謙二郎氏の後を継いで監督に就任しています。

 

采配に疑問符をつけられることはありますが、2016年~2018年までセ・リーグ3連覇を達成。

 

間違いなく監督としても、球史に名を残した人物です。

 

 

 

しかし5年目となった2019年シーズンはここまで苦しい戦いが続き、4連覇には暗雲が立ち込めています。

 

開幕不調も5月には破竹の勢いで勝ち星を重ね、貯金14で首位に立っていたはずなのですが…

 

交流戦は5勝12敗1分と大きく負け越したうえ、リーグ戦再開後はなんと11連敗

 

交流戦が終わってからオールスターが始まるまでの半月間、1勝もできなかったのです。

 

その間に巨人に抜かれ、阪神に抜かれ、DeNAに抜かれ、一時は5位にまで順位は転落。

 

オールスター明けに9連勝して何とか持ち直しましたが、8月22日現在で3位と微妙なポジションに甘んじています。

 

 

野間峻祥への暴力行為が発覚!?

そしてここにきて、緒方監督の立場はさらに厳しいものとなりました。

 

4月に低迷していたとき、そして11連敗中、幾度となく「辞任」という2文字が紙面に踊ってきましたが…

 

いよいよ現実になろうとしているのでしょうか。

 

とにかく、この2か月ほどで次々と問題が発覚しているのです。

 

 

まず1つ目、7月24日に緒方監督の暴力行為が発覚しました。

 

被害者は野間峻祥選手。

 

6月30日のDeNA戦で、野間選手の走塁に緒方監督が激怒し、試合後に監督室に野間選手を呼び平手打ちを数発あびせたとのことです。

 

昔の時代だったらこれでも優しい方だったかもしれませんが、いまは体罰厳禁の時代です。

 

球団からも厳重注意を受けました。

 

問題となった野間選手の走塁はコチラ。

 

 

相手のミスとはいえ、たしかに最初から全力で走っていればセーフだったかもしれません。

 

 

野間選手というと、緒方政権1年目の時にルーキーだった選手ですよね。

 

 

就任したばかりの緒方監督がその素材に惚れ込み、2014年のドラフト1位でカープへ入団。

 

バッティングは非力でしたが、代走や守備固めで積極的に起用され、「隙あらば野間」という言葉まで誕生しました。

 

それだけ大きな期待を寄せられていたということなのですが…

 

やはりはたから見れば贔屓起用にも見えかねませんから、批判の対象になっていたのも事実です。

 

 

しかしそんな周囲を納得させるほどの活躍を見せたのが2018年シーズン。

 

4月に鈴木誠也選手が、5月に丸佳浩選手が離脱した際、その穴を埋める活躍を見せると、

 

丸選手復帰後は松山竜平選手がファーストに回り、野間選手はそのままレギュラーへと定着していきました。

 

規定打席にも到達して、打率.286(405-116) 5本塁打 46打点 17盗塁と見事な活躍。

 

2019年シーズンは丸選手がFAで巨人に移籍したこともあり、さらなる飛躍が期待されていました。

 

にもかかわらず、この怠慢ともいえる走塁ですから、緒方監督がいつも以上に怒ってしまうのも無理はありません。

 

もともと守備・走塁が高く評価されていた選手なのですから、なおさらですよね。

 

ただこの時代ですから、暴力だけは何があってもいけなかった。

 

しかも発覚の経緯が内部からの告発、チームがガタガタに崩れていたことがうかがえます。

 

バティスタにドーピング陽性反応!?

さらに8月17日、サビエル・バティスタ選手にドーピング検査で陽性反応が出てしまいました。

 

 

どうやら6月初旬に行われた検査で陽性反応が出てしまい、その後再検査を申請するも検査結果は変わらず。

 

ここまでチームトップの26本塁打を放った長距離打者が、チームを離脱してしまいました。

 

 

ただ緒方監督が批判されているのは、1度目の検査の時点で陽性反応が出たことを公表せず、そのままバティスタ選手を起用し続けた点です。

 

バティスタ選手は6月・7月・8月だけでも12本塁打を放ち、チームに貢献してきました。

 

ですがドーピングが発覚した後もずっと使い続けたとなると…球団ぐるみで事実を隠ぺいしたと受け取られかねませんよね。

 

 

 

ドーピング検査には完全抜き打ちで行うA検体検査と、A検体で陽性反応があった場合に再審査として行われるB検体検査があります。

 

検査結果はNPBアンチ・ドーピング調査制定員会から、まず球団社長(またはその代理人)へと通達

 

そして球団社長から選手本人や関係者に報告するという流れになっています。

 

球団及び選手は10日以内に弁明の機会が与えられ、そこで再検査を希望するとB検体の検査が行われます

 

そしてB検体にも陽性反応が出た場合、これが最終結果となり、NPBからの処分が科されます。

 

 

バティスタ選手の場合は6月上旬のA検体で陽性反応が出た後、B検体の検査を希望し、その結果が出たのが8月17日でした。

 

ただA検体で陽性反応が出た選手を、そのまま起用し続けることは特に問題がないそうです。

 

例えば昨シーズンにドーピング検査で陽性反応が出てしまった楽天のジャフェット・アマダー選手。

 

 

アマダー選手の場合は6月13日に検査(A検体)が行われ、約1か月後の7月23日にその結果が通達されました。

 

NPBからは弁明の場が設けられ、アマダー選手は再検査(B検体)を希望。

 

そしてB検体の検査は8月1日に実施されたのですが、結果は同じく陽性反応でした。

 

その報告は8月2日に球団へと通達され、翌3日にアマダー選手は登録を抹消されています。

 

ただA検体で陽性反応が出ていてたとしても、B検体の最終的な結果が通達されるまで、

 

具体的な日付を言えば7月24日~8月1日まで、アマダー選手は試合に出場し続けていました。

 

この例に当てはめてみると、今回の緒方監督の起用についても何ら問題のないことがわかります。

 

 

 

それにバティスタ選手に陽性反応が出ていたことを公表しなかった、つまり事実を隠ぺいしたという批判もあまり適切ではありません

 

そもそもドーピングについて最初に公式な発表をするのはNPBなので、球団からは何も言えることがないのです。

 

こちらも例をあげると、今年の6月にドーピングが発覚したオリックスのジョーイ・メネセス選手。

 

 

メネセス選手のケースだと、A検体の検査が行われたのが4月9日で、その結果が出たのが5月17日。

 

続けてB検体の検査も行われたのですが、その検査結果が判明したのも5月30日だったそうです。

 

ですがNPBから正式な発表があったのは6月27日、この1か月間にオリックスからは特に何も発表されていません。

 

もっともB検体の結果が出たころから2軍の練習にも参加していなかったので、一部スポーツ紙で「重大な規約違反か?」と報道されたりはしていましたが。

 

(メネセス選手は5月4日の試合で右手を負傷して当時は2軍でリハビリ中)

 

アマダー選手についても8月3日時点では「ケガ」が理由で登録を抹消されており、8月9日にNPBから正式に発表があって初めて球団からも公表されています

 

 

 

結局のところ、今回の件で球団や緒方監督の対応にはこれといった問題はありません。

 

ただここまで立て続けに問題が起きると、どうしても「辞任」の2文字がちらついてしまいます。

 

7月中旬ごろまでは松田元オーナーも続投の意思を見せていましたが…

 

個人的には野間選手の事件が起きた時点で、もう緒方監督の中で決意が固まっているのかな~とも思いました。

 

バティスタ選手についてコメントを求められた時も、「痛いよね」としか言わず。

 

これもNPBからの発表があるまで何も言えないというのもあるのでしょうが、どこか他人事のようなコメントに見えてしまうんですよね。

 

バティスタ選手の件は、むしろ緒方監督の辞意をさらに固める要因になったのかもしれません。

 

まだシーズンも1か月以上残っていて、いま本人の口から語られることはないとは思いますが。

 

いったいどうなるのでしょうか。

 

 

 

いかがでしたか?

チームも調子が不安定な中、さまざまな問題が噴出しているカープ。

 

緒方監督の立場も、いよいよ危ういものとなってきました。

 

緒方政権は5年目、かつての山本浩二氏や野村謙二郎氏も5年間隔で交代となっています。

 

緒方監督もその時がやってきているのでしょうか。

 

以上、緒方監督の辞任についてでした。

 

 

対照的に活動が順調な娘の緒方佑奈さんの記事はコチラ

【DIALOGUE+】緒方佑奈がユニットデビュー!”緒方監督の娘”から1人の声優へ

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。