2015年より横浜DeNAベイスターズのオーナーを務めている南場智子オーナー。

 

時には球場に足を運んで、ファンの方と一緒に勝利を喜び、ファンの方と一緒に負けを悔しがり。

 

オーナーでありながらファン目線をもって運営や企画を行ってくれていますよね。

 

その取り組みへの評価は、球場動員数という数字でも表れているように思います。

 

さてそんな南場オーナーですが、チームのことを好きすぎるゆえか、負けると機嫌が悪くなることがあるそう笑

 

特に月曜日に試合がない都合上、日曜日の試合に負けるとずっと機嫌が悪いんだとか。

 

ですがそんなオーナーの感情とは裏腹に、チームは日曜日に苦戦しているとも…?

 

今回は日曜日の成績についてまとめてみました。

 

 

球界史上初の女性オーナー・南場智子

2011年12月、球団株式が譲渡されたことにより「横浜DeNAベイスターズ」として生まれ変わったベイスターズ。

 

初代監督・中畑清氏に始まり、ラミレス監督・三浦大輔監督の指揮のもと、チームは徐々に上向いているように思います。

 

00年代は最下位が定位置だったのですが、今ではAクラス入りするシーズンも多くなってきました。

 

2017年にはクライマックスシリーズを勝ち抜き、日本シリーズにも駒を進めています。

 

 

さてそんなベイスターズで2015年よりオーナーを務めているのが南場智子氏。球界初となる女性オーナーです。

 

津田塾大学卒業後、マッキンゼーへと入社。一度は退職するものの、退職中にハーバード大学でMaster of Business Administrationの学位を取得。

 

そして34歳の若さで同社の役員に就任したという経歴の持ち主です。

 

1999年に株式会社ディー・エヌー・エーを設立し、代表取締役に就任。いったんは夫の看病のために退任するものの、2015年に復帰します。

 

そしてこの時、ディー・エヌ・エーの取締役会長、並びに横浜DeNAベイスターズのオーナーとなったわけですね。

 

この経歴だけでも、相当な敏腕をお持ちであることがうかがえます。

 

 

 

しかしそんな経歴とは裏腹に、オーナーとしては「ファン目線」を大切にしているように思います。

 

単なるビジネスではなく、自らも1ファンとして。心から野球を楽しみ、心からチームを愛する。

 

そんなオーナーだからこそ、オーナーが喜ぶと我々ファンも嬉しくなってしまいます。

 

 

チームの日曜日の成績が悪いとオーナーも不機嫌?

さてそんな南場オーナーですが、2020年のインタビューにてこんなことを語っています。

 

 

確かにペナントレースでは月曜日を移動日に充てているため、月曜日には試合が行われないことがほとんどです。

 

(月曜日が祝日だった場合は試合が行われることもある)

 

ファン目線を大事にしているからこそ、負けると誰よりも悔しい。でもそれが48時間も続いちゃうのは相当ですよね笑

 

 

ですがオーナーの感情とは裏腹に、チームは意外にも日曜日に苦戦していたりします。

 

日曜日の成績を振り返ってみましょう。

 

・2020年 日曜日の成績

 

まずはこのオーナーの発言があった2020年の成績はというと…

 

10勝10敗

 

綺麗な五分ですね。

 

このシーズンはコロナの関係で6月開幕120試合制という変則的なシーズン。

 

日曜日にはローテーションの関係で平良拳太郎選手や大貫晋一選手の先発が多かったです。

 

チームの最終成績は56勝58敗6分けだったので、特に日曜日の成績が悪かったという感じではなさそう。

 

ちなみに月曜日に試合が行われたケースが2度あったのですが、その時の日曜日はいずれも勝利。

 

なので10敗した日はすべて月曜日に試合がなく、もれなく48時間のイライラタイムがあったようです。

 

 

・2021年 日曜日の成績

 

続いて2021年の成績はというと、

 

9勝8敗5分

 

辛くも勝ち越していました。

 

このシーズンは特別ルールにより延長戦がないため、引き分けになることも多かったですね。

 

ただシーズン最終成績は53勝73敗で残念ながら最下位。日曜日はむしろ好成績だったのです。

 

ちなみにこのシーズンは月曜日に試合があるケースが3度、そのうち2度のケースで日・月と連勝を決めています。

 

もうそうなるとウキウキで1週間が始まりそうですよね。

 

(残りの1回は引き分け→負け)

 

 

・2022年 日曜日の成績

 

続いて2022年の日曜日の成績はというと、

 

5勝19敗

 

あっ……

 

このシーズン、日曜日は開幕から9週連続で敗戦

 

しかも9敗目は交流戦最後の試合となるロッテ戦(6月12日)であり、この時は17日の阪神戦まで試合無し。

 

つまりは5日間、120時間ものイライラタイムがあったわけですね。

 

ただその次の日曜日、6月19日の阪神戦でようやく日曜日初勝利だったので、ちょっとは留飲も下がったでしょうか。

 

 

このシーズンは本当に日曜日に苦しみ続け、

 

開幕→9連敗→1勝→2連敗→2連勝→3連敗→1勝→3連敗→1勝→2連敗→閉幕

 

という散々な成績。

 

それでもシーズントータルで見ると73敗68敗2分で2位という好成績でした。

 

日曜日に勝ってたら優勝してたんじゃ?

 

 

・2023年 日曜日の成績

 

2023年の日曜日の成績は

 

14勝11敗1分

 

と3つの勝ち越しをしていました。

 

これは南場オーナーもニッコリと言ったところでしょうか。

 

ただこのシーズンは開幕から7週連続で日曜日に勝利を飾るものの、一方で8週連続で負けということもありました。

 

開幕から7月9日までの成績は11勝2敗1分の好成績

 

しかし7月16日からシーズン終了までの成績は3勝9敗

 

まるでジェットコースターのような日曜日の成績でした。

 

 

・2024年 日曜日の成績

 

そして2024年シーズン、日曜日の成績はというと(2024年5月12日時点)

 

2勝5敗

 

と3つの負け越しとなっています。

 

まだシーズン序盤とはいえ、苦しい戦いが続いていますね。

 

先発は7試合とも大貫晋一投手。その大貫選手は2勝4敗ながら防御率1.91と奮闘しています。

 

課題はやはり打線、チーム打率は.238ではありますが日曜日に限ると.206にまで下がってしまいます。

 

2番目に低い火曜日でも.231、最も高い木曜日になれば.289もあるのですから。本当に日曜日に打てていないです。

 

打線の破壊力は12球団でも随一なのですから、ここからの巻き返しを期待したいところです。

 

 

ではここまでの日曜日の成績をまとめてみると

 

2020年 : 10勝10敗

2021年 : 9勝8敗5分け

2022年 : 5勝19敗

2023年 : 14勝11敗1分け

2024年 : 2勝5敗

 

40勝53敗6分 勝率.404

 

シーズン単位で見てみるとそれほど悪い成績ではないことも多いのですが、やはり2022年の借金14が尾を引いてしまっている形です。

 

もっともっと日曜日にも勝ってもらって、南場オーナーを笑顔にしてもらいたいところです。

 

 

いかがでしたか?

負ければ負けるほど、大事な人が笑顔を失ってしまう。

 

現在、日曜日に苦戦している横浜DeNAベイスターズ。

 

やはり日曜日は多くの子どもも試合を観ているでしょうし、オーナーのためにもファンのためにもちびっ子たちのためにも、頑張ってほしいですね。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。