アグー、ソフトバンク行くらしいよ

 

この言葉が現実のものとなり、2024年シーズンから福岡ソフトバンクホークスでプレーしている山川穂高選手。

 

本当に移籍までにいろいろなことがありましたね。

 

本人の不祥事、FA宣言関連での球団への対応、人的保障、

 

ここまで歓迎されないFA移籍、今までにあったでしょうか?

 

そしてシーズンが開幕する直前となって、今度は応援歌の変更までありました。

 

変更前の山川穂高選手の応援歌、メッセージ性があってすごくよかったんですけどね~

 

今回はそんな山川穂高選手についてまとめてみました。

 

【生年月日】1991年11月23日

【身長/体重】176cm/103kg

【血液型】A型

【出身】沖縄県那覇市首里

【高校】沖縄県立中部商業高校

【大学】富士大学

 

ソフトバンクホークスへ移籍した山川穂高

2024年シーズンより福岡ソフトバンクホークスでプレーしている山川穂高選手。

 

本塁打王3度、2022年には日本人選手歴代最速で200本塁打を達成したスラッガーが、満を持してホークスへとやってきました。

 

実は2021年にとある選手がソフトバンクホークスへの移籍を噂していたのですが、それが現実のものとなりました。

 

 

しかししかし、移籍までにあまりにもいろいろとありすぎたため、いまだに歓迎されていない雰囲気もあります。

 

 

山川穂高選手、昨シーズンは”やらかし”てくれましたからね。

 

シーズン前こそWBCの日本代表として、日本の優勝に貢献した山川穂高選手。

 

しかしそこから一転、シーズンが開幕すると山川穂高選手の調子はなかなか上がってきませんでした。

 

4月9日には下半身のコンディション不良により、1軍から登録抹消となっています。

 

 

そして5月にはいよいよ野球どころではなくなってきました。2軍での調整中、週刊文春が山川穂高選手に関する記事を報道したのです。

 

報道によれば、山川穂高選手は2022年、当時20代だった女性に無理やり行為を迫ったといいます。

 

そしてその際に女性はケガをしてしまい、後日に女性から被害届が提出されたとのこと。

 

山川穂高選手は強制わいせつ致傷の容疑で、警視庁から事情聴取を受けていたそうです。

 

しかし週刊文春が山川穂高選手に直撃したところ、女性にケガをさせてしまったことは認め、治療費の支払いについては応じると返答しつつも

 

性行為については無理やりではなく同意があったとも主張していました。

 

チームに迷惑をかけながらのFA移籍

結局この騒動は2024年の8月29日に嫌疑不十分で不起訴処分という形で決着がつきました。

 

しかし西武ライオンズサイドは事態を重く受け止め、公式戦無期限出場停止処分を課します。

 

そして出場停止のままシーズンも終了。実践に復帰したのは10月11日のフェニックス・リーグとなりました。

 

しかしそれでも、10月23日に国内FA権を取得します。

 

冒頭の通り、山川穂高選手のソフトバンクへの移籍はかねてから噂されていました。

 

ですがこんな状況で、球団にもこれだけの迷惑をかけて、挙句FAで違うチームへ行きますだなんて、普通なら許されることではありません。

 

が、山川穂高選手、手続き期限のギリギリとなった11月14日、FAの申請書を提出

 

熟考に熟考を重ねた結果とのことですが、やはり大きな批判を呼びました。

 

そして12月19日、ソフトバンクへの入団が発表されます。

 

 

入団したこと自体にも批判がありましたが、それ以上の騒動となったのは人的保障について。

 

2024年1月11日、西武ライオンズが山川穂高選手の人的保障として甲斐野央投手が入団することを発表しました。

 

2023年シーズンは46試合に登板して防御率2.53の成績を残した選手。当然プロテクトされているものと思われていたのですが…

 

いや、実際にプロテクトされていたのでしょう。

 

実はこの直前、スポーツ新聞では人的保障の選手に和田毅選手が選ばれたと報道されていたのです。

 

プロ20年目の大ベテランにして、チームの精神的支柱。2023年シーズンも43歳にして8勝を挙げる活躍を見せていました。

 

もはや生ける教材とも呼ぶべき存在、そんな選手がプロテクトされていなかったのかと、ソフトバンクファンからも怒号が飛び交います。

 

しかしフタを開けてみると移籍したのは甲斐野央選手。スポーツ新聞が嘘だったのか、それとも直前になってソフトバンク側が焦って再交渉したのか。

 

様々な疑惑が飛び交うこととなりました。

 

和田毅選手がプロテクトされていたかどうかについてはソフトバンク側の問題であり、山川穂高選手は直接的には関係のない話ではありましたが。

 

山川穂高選手の移籍によって起こったということで、またも批判が集中します。

 

開幕前に突然の応援歌変更

こうしていろいろな騒動がありながらソフトバンクへと移籍した山川穂高選手。

 

オープン戦でホームランを放ち、おなじみのどすこいパフォーマンスをした際には、当然ながら批判を浴びました。

 

まぁ実際には柳田悠岐選手が見たいと言ったらしいですが。

 

 

そして山川穂高選手の応援歌も作成され、これもまた話題を呼びました。

 

戦いの覚悟を この舞台で今示せよ

立ち上がれ再び 飛ばせ空の彼方

 

戦いの→たた”かいの”→甲斐野

今示せよ→”いましめ”せよ→戒め

 

人的保障で移籍となった甲斐野央選手の名前に加え、”戒め”というワードまで盛り込まれていたのです。

 

これほどまでにメッセージ性のある応援歌、初めて見ました。天才作詞家が、そこにはいたのです。

 

 

しかしこれも24年シーズン開幕が目前に迫った3月29日、歌詞の変更が発表。

 

鮮烈な一打を 放てスタンドの彼方へ

一振りで決めるぞ 高く遠く飛ばせ

 

上記の歌詞に変更されました。

 

変更の理由は特には明かされていませんが、おそらく球団側もメッセージ性には気が付いていたのだと思います。

 

私も最初は「なんでだよ~、良い歌詞じゃん」って思っていたのですが、甲斐野央選手への配慮と考えると、確かにな~という気持ちもあります。

 

 

一選手の移籍にこれだけの多くの騒動が起きたこと、近年ではなかなか無かったと思います。

 

これだけの批判の中、山川穂高選手はいったいどんな成績を残すことができるのでしょうか?

 

 

いかがでしたか?

絶対に厳しい声を浴びせられるとわかっていながら、移籍という道を選んだ山川穂高選手。

 

これだけの騒動があった後だと、結果を出してもまだ周囲を黙らせるのは難しいとは思います。

 

それでも、山川穂高選手は野球を続けるしかありません。

 

応援歌からは歌詞が消えても、戒めをその身に刻み、チームに貢献していってほしいものです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。