Losing is not an option!(負けるという選択肢はない)

 

この言葉の通り、ワールドシリーズでは大車輪の活躍でチームを勝利に導いた山本由伸選手。

 

中0日で登板して、見事に相手打線を抑え込む気迫の投球、痺れましたね~

 

ですが山本由伸選手本人からすると、Losing is not an option!という言葉は言っていないんだとか。

 

となると、通訳を務めた園田芳大さんの翻訳かな?

 

園田通訳、ここにきてものすごく注目が集まっていますよね。

 

山本由伸選手の名言を生んだ立役者は、実は園田通訳だった?

 

【生年月日】1977年12月23日

【高校】九州学院高校

【大学】龍谷大学

 

ワールドシリーズMVPの山本由伸

2025年ワールドシリーズ、山本由伸選手がMVPに輝きました

 

このシリーズでは2戦目に先発して9回1失点完投勝利。第6戦目では6回5安打1失点で2勝目をマーク。

 

そして運命の第7戦目、前日に先発しながらもブルペンで待機を続け、9回裏同点の場面で登板機会を迎えます。

 

なんと中0日での登板、しかもワンアウト1塁・2塁と一打サヨナラの大ピンチ。

 

しかしここで味方野手の好プレーが飛び出し、何とか切り抜けます。

 

そのまま延長イニングも続投すると、11回表にキャッチャーのウィル・スミスが勝ち越しホームラン。

 

そしてその裏を山本由伸選手がしっかりと抑え、シリーズ3勝目を手にするとともに、ワールドシリーズMVPに選出されました。

 

日本人選手がWSのMVPに選出されるのは、松井秀喜さん以来2人目とのこと。とんでもない快挙です。

 

山本由伸の明言は園田通訳の翻訳?

さてそんな山本由伸選手ですが、シリーズ前にこの言葉が話題になりました。

 

Losing is not an option!(負けるという選択肢はない)

 

WSの前に行われたリーグ優勝決定シリーズ、山本由伸選手が登板予定だった2戦目の前夜に会見で発言したとされる言葉です。

 

実は山本由伸選手が言ったのは「何としても負けるわけにはいかないので」、オリックス時代から何度も口にしていた言葉です。

 

しかしこれが英語に翻訳されると、Losing is not an option!という何とも力強い言葉になりました。

 

 

やはりこれも山本由伸選手の専属通訳、園田芳大さんが翻訳したものなのでしょうか?

 

2024年2月より山本由伸選手の通訳を担当している園田芳大さん。

 

九州学院から龍谷大学へ進学。大学卒業後はアメリカへわたり、映画会社の照明技術者として20年間働いたという異色の経歴です。

 

98年生まれの山本由伸選手とは20歳以上の年齢差がありますが、明るいいじられキャラですっかり友人のような関係に。

 

いまや山本由伸選手だけでなく、チーム内でも愛される存在となりました。

 

実は仕事を思い悩んでいた園田通訳

しかし園田通訳、実は野球経験はなく高校・大学時代は柔道で鳴らしていたとのこと。

 

そのため最初は野球の専門用語や言い回しなどに不慣れな部分が見受けられ、通訳が下手と言われることも多々ありました。

 

ご本人の回想によれば、就任2日目ですでに辞任を申し出ていたとのこと。

 

しかし、かつて野茂英雄さんの通訳を務めた経験もあるスコット赤崎さんに相談したところ

 

「野球の知識は学べばいい。由伸が君を通訳に選んだのは、他の誰にもない理由があるんだ」

 

とアドバイス。

 

 

確かに山本由伸選手の通訳は、マネジメント会社による公募で選ばれました。

 

相当な倍率だったでしょうし、中には野球に精通した方だっていたことでしょう。

 

しかしそれでも、あえて野球経験がない園田通訳が選ばれました

 

今となっては、その理由は十分すぎるくらいに分かりますよね。

 

それからは日々野球を勉強し、徐々に野球に慣れていくうちにそういった不自然さも無くなってきました。

 

あの翻訳は誰の仕業?

ただLosing is not an option!については、園田通訳のものではないといいます。

 

山本由伸選手のみならず、園田通訳ですら「言ってない」というくらいですからね。

 

ではどこから出てきた言葉なのかというと、ドジャース公式SNSからです。

 

この日の試合前に投稿された動画、その中の字幕に「Losing isn’t an option」がありました

 

 

日本語の字幕はちゃんと「何としても負けるわけには行かないので」と表示されてるw

 

もしかして犯人は球団だった!?

 

 

ちなみにその後、この言葉がどんどん広まっていき、チームメイトのエンリケ・ヘルナンデス選手らによってTシャツが作成される始末。

 

そしてWSシリーズ優勝後のパレードでは、とうとう山本由伸選手本人の口からこの言葉が語られました。

 

もはや持ちネタになりつつあります。

 

 

ドジャースから愛される山本由伸選手、そして園田通訳。

 

2人のこれからの活躍にも注目です。

 

いかがでしたか?

山本由伸選手もまさか自分の言葉がこんな形で注目を集めることになるとは思わなかったでしょう。

 

ですが、それでも最後には自分のネタにしてしまうあたり、さすがだなと思います。

 

来シーズンも、その先も、2人の活躍に期待ですね。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。