カープにとっての救世主となるか。

 

ただいまセリーグのペナントレースで激しい首位争いを繰り広げているのが広島東洋カープと読売ジャイアンツの2チーム。

 

8月23日時点では、カープがわずかな差で首位に立っています。

 

さらに巨人を相手にするうえで、カープには頼もしい存在が1人。末包(すえかね)昇大選手です。

 

とにかく対巨人の成績がよく、先日の試合でも大暴れしていました。

 

巨人キラー・末包昇大選手、チームの優勝に貢献することができるでしょうか?

 

【生年月日】1996年5月27日

【出身】香川県坂出市

【高校】香川県立高松商業高校

【大学】東洋大学

【社会人】大阪ガス

【身長/体重】188cm/112kg

 

社会人で花開いた末包昇大

188cm/112kgの恵まれた体型から、豪快な打球を放つ末包昇大選手。

 

でも意外と柔らかいバッティングを見せることもあり、イメージとしては右の松山竜平選手と言ったところでしょうか。

 

いまチームには大きな打球を打てる選手が少ないですから、長打のある末包昇大選手は貴重な存在です。

 

 

末包選手は2021年のドラフト6位指名を受けて、カープへと入団しました。

 

大学卒業後、社会人で3年間プレーしてからの指名。当時すでに25歳となっていました。

 

これだけで苦労人という印象がありますよね。

 

 

東洋大学時代はレギュラーに定着することができず、4年間で通算17試合の出場にとどまったのみ。

 

打撃成績は.162(37-6) 0本塁打 2打点という成績でした。

 

同期には

 

甲斐野央(福岡ソフトバンクホークス→埼玉西武ライオンズ)

梅津晃大(中日ドラゴンズ)

上茶谷大河(横浜DeNAベイスターズ)

中川圭太(オリックスバファローズ)

藤井聖(東北楽天ゴールデンイーグルス)※社会人経由

 

と、そうそうたるメンバー

 

大学から直接プロ入りした選手だけでも4人。その2年後には藤井聖選手もJX-ENEOSを経てNPB入りを果たしました。

 

しかもプロでも主力になっている選手がほとんど。まさに黄金世代ですよね。

 

 

そんな中、大学時代の末包選手は決して注目された存在ではありませんでした。

 

それでも大阪ガスの関係者の目に留まり、その縁もあって同社の硬式野球部へと入部。

 

2年目から4番に据えられると、3年目の日本選手権では打率.450(20-9) 7打点の好成績を収めました。

 

このころには社会人屈指のスラッガーとして知られるように。

 

そして藤井聖選手のドラフトから遅れること1年、2021年のドラフトにて、大学同期では6人目となるNPB入りを果たしたのです。

 

巨人キラー・末包昇大

プロ入り後もその長打力をいかんなく発揮。いきなりオープン戦で4番に据えられると、その年のチーム本塁打をマークします。

 

その後もアピールを続け、新人ながら開幕スタメンにも抜擢。さらに5月8日の試合では満塁ホームランも放ちました。

 

1年目の成績は31試合 打率.299(77-23) 2本塁打 14打点という好成績を収めます。

 

そして2年目にはさらに出場機会を増やし

 

65試合 打率.273(139-38) 11本塁打 27打点

 

2年目で早くも2桁本塁打を記録しました。

 

 

そして3年目となった2024年シーズン。開幕から外野のレギュラーに定着すると、その長打力で打線を牽引。

 

6月までに6本塁打を放ち、チームトップの本塁打数をマークしていました。

 

6月26日に左太ももの肉離れが発覚しチームを離脱してしまいますが、約1か月半後の8月6日の試合から復帰。

 

復帰となった巨人戦ではいきなり本塁打を放つなど、頼りになるところを見せます。

 

 

末包昇大選手、実は巨人キラーなんですよね。

 

優勝争いをするチームにとって、「巨人に強い」というのはかなり頼もしいです。

 

2024年シーズンの対巨人の成績は

 

打率.333(33-11) 2本塁 9打点

 

8月20日の巨人戦では3安打5打点の大暴れを見せました。

 

対戦打率だけなら中日戦(.364)やヤクルト(.400)の方が良いのですが、打点は対巨人の方が上

 

対巨人得点圏打率は.444(9-4)と結果を残しています。

 

 

実は2023年シーズンも巨人には強く

 

打率.344(31-11) 6本塁打 11打点

 

という驚異的な成績を残していました。

 

シーズントータルの本塁打数(11本)の半数以上を巨人から稼いでいたのです。

 

巨人ファンからすれば頭が痛くなりますよねw

 

優勝争いのキーマンになりそうな存在、末包昇大選手。

 

これからの活躍にも注目が集まります。

 

 

いかがでしたか?

首位争いをするうえで、末包昇大選手のような存在はかなり大きいと思います。

 

ペナントレースでも、そしてクライマックスシリーズでも、巨人相手の負けられない試合は絶対にやってきます。

 

その時も、巨人キラー・末包昇大選手の活躍で、チームに勝利をもたらすことができるでしょうか?

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。