2022年修了時までの通算安打数は1923。
2000本安打までのカウントダウンが始まっている読売ジャイアンツ・中島宏之選手。
西武ライオンズで22歳のころから不動のショートとして活躍した彼も、もう40歳となりました。
アメリカから帰ってきてからもシーズンによっては100安打以上を放っていたので、何とか頑張ってほしいですね。
ちなみに日米通算安打は1923本。
……あれ?
実はアメリカで2シーズンプレーしていましたが、MLBではヒットを1本も打っていないのです。
ですがAAAではプレーしていたはずですから、そちらの安打数はどうだったのでしょうか?
そっちも合算すれば、実は2000本以上の数字になるのでは?
【生年月日】1982年7月31日
【身長/体重】180cm/90kg
【出身】兵庫県伊丹市
【高校】兵庫県立伊丹北高校
西武ライオンズ不動のショートだった中島宏之
かつて西武ライオンズの不動のショートとして活躍した中島宏之(当時:裕之)選手。
1番・片岡
2番・栗山
3番・中島
4番・中村
の並びは本当に大好きでした。
2004年にレギュラーを獲得し、いきなり打率.287(502-144) 27本塁打 90打点 18盗塁の好成績。
前任があの松井稼頭央さんだったため、ショートの後釜どうするんだと心配する声は多かったのですが…
その穴をあっさりと埋めてしまいましたね。
むしろ中島宏之選手がアメリカにわたってからの方が、後釜問題が深刻でした。
永江恭平さん
鬼崎裕司さん
金子侑司選手
外崎修汰選手
呉念庭選手
既にほかのポジションで定着していた浅村栄斗選手、他球団から移籍してきた渡辺直人さんらも含めて数多くの選手がショートで起用されましたが、
結局誰もレギュラーに定着することはありませんでした。
この問題は2016年のドラフトで源田壮亮選手が入団してきたことで一瞬で解決されたわけですが。
ただショートのレギュラーは取れなくても、他のポジションで花開いた選手もいますから、決してあの時期も無駄ではなかったと思います。
3チームを渡り歩き通算1927安打
さて話を中島宏之選手に戻しまして。
やっぱりバッティングがすごくよかったですよね。
2006年から2010年までの4年連続を含む、通算5度の3割を記録。
2011年は惜しくも3割を切ってしまいましたが、シーズン100打点をマークしました。
ショートして出場した選手のシーズン100打点は、前年に達成した鳥谷敬さんと中島裕之選手の2人しかいません。
松井稼頭央さんはもちろん、ショートで40本も打った宇野勝さんや坂本勇人選手だって達成していない記録です。
その後、2年間アメリカでプレーし、2015年シーズンより日本球界に復帰。
幼馴染の山崎勝己さんが在籍していたオリックス・バファローズにてプレーしました。
中島宏之選手は高校まではピッチャー、幼いころは山崎勝己さんとバッテリーを組んでいたそうです。
オリックスではショートはほとんど守ることはなく、主にファーストやサードで出場。
昔ほどの派手な打棒はありませんでしたが、それでも初年度以外はシーズン打率が.280~.290を記録するなど、安定した打撃を見せていました。
2019年からは巨人へと移籍。
初年度こそ打率1割台と苦しみましたが、2年目以降は順応を見せ、チームに貢献しています。
西武ライオンズ時代は11シーズンで1380安打、オリックス時代は4シーズンで379安打
巨人では2022年シーズンまでの4シーズンで164安打を放っています。
合計で1923安打、2000本安打まであと77本と迫りました。
2023年は7月に入りようやく1軍での出番が増えてきましたが、ここからの積み重ねとなるでしょうか?
中島宏之のアメリカでの通算安打数は?
さて中島宏之選手は2013年・2014年と2シーズン、アメリカでプレーされています。
向こうでのヒット数も合算すると、いったい何本ほどになるのでしょうか?
中島宏之選手の日米通算安打数は、、、1923本
NPB通算安打数と同じ!
そうなんです。実は中島裕之選手はMLBでは1本もヒットを打っていません。
2013年のスプリングトレーニングで試合には出場していたものの、打撃でも守備でも結果が出ず。
さらに太ももを痛めたことで故障者リスト入りしてしまい、開幕にも間に合いませんでした。
結局このシーズン、初出場は5月に入ってから。それもMLBではなくAAA級のサクラメント・リバーキャッツでのことでした。
そこで2シーズンにわたってプレーするものの、結局メジャーに昇格することはできず、2014年オフに日本へと帰ってきたわけです。
とはいっても、AAAでもそれなりにヒットは打っているはず。アメリカ時代は何本のヒットを積み重ねていたのでしょうか?
2013年シーズンは5月3日に初めて試合に出場し、5月中は打率.312(77-24)と好調を維持。
6月は.234(77-18)と打率を下げてしまうものの、7月・8月は3割目前の打率を維持し、好調のまま9月2日にシーズン最終戦を迎えました。
この年の成績は打率.283(346-98) 4本塁打 34打点、出塁率も.331という成績ではありました。
ただ日本時代より長打が減ってしまい長打率は.367、OPSも.698と伸び悩んでしまいます。
これはチームOPS(.776)を大きく下回る数値でした。
2年目の2014年シーズン、この年もAAAで開幕を迎えます。
しかし前年とは打って変わって4月中は打率.128(39-5)と低調。4月30日にはAA級へ降格しまいます。
AAでは6月こそ.320(25-8)と好調でしたが、それ以外の月は打率.250~.260台の打率に苦しみ、最後まで昇格することはできませんでした。
この年はAAA級で打率.128(39-5) 0本塁打 4打点
AA級では打率.266(256-68) 6本塁打 31打点
いずれのリーグでの成績も含めると、アメリカでは2年間で171本のヒットを放っていたみたいです。
中島宏之は2軍で何本のヒットを打った?
でもAAA級やAA級のヒット数は日米通算安打には含まれないのが惜しいところ。
それをしちゃうと日本での2軍の試合で打った分も加算しないといけなくなってしまいますからね。
ちなみに中島宏之選手は日本の2軍ではどれだけヒットを打っているのかといいますと、
こちらも2022年シーズンまでの数字にはなりますが、通算267安打を放っているそうです。
ルーキーイヤーの2001年は2軍でもバッティングの順応に苦しみ、打率.105(19-2)と苦しみますが、
2年目の2002年はレギュラーに定着して100試合に出場。打率.299(365-109) 11本塁打 47打点という成績を残します。
ただ守備では25失策、走塁面でも5盗塁に対して11盗塁死と、かなりの粗削りな選手だったみたいです。
3年目からは1軍での出場機会も増え2軍での出番は少し減りますが、それでも打率.306(255-78) 13本塁打 33打点と好成績。
それ以降は1軍のレギュラーに定着したため、2006年に骨折から復帰した際にしか出場していませんが、西武ライオンズ時代に通算191本のヒットを2軍で放っています。
2001年:30試合 打率.105(19-2) 0本塁打 1打点
2002年:100試合 打率.299(365-109) 11本塁打 47打点
2003年:64試合 打率.306(255-78) 13本塁打 33打点
2006年:2試合 打率.400(5-2) 0本塁打 1打点
オリックス時代は好調だった2016年を除き3シーズンで33安打。
2015年:2試合 打率.250(4-1) 0本塁打 0打点
2016年:19試合 打率.345(65-23) 1本塁打 7打点
2018年:14試合 打率.209(43-9) 0本塁打 3打点
巨人時代はやはり好調だった2020年を除いて3シーズンで43安打を放っています。
2019年:43試合 打率.256(125-32) 4本塁打 29打点
2021年:3試合 打率.200(10-2) 2本塁打 3打点
2022年:15試合 打率.250(36-9) 0本塁打 2打点
NPBの1軍では1923安打、2軍では267安打、アメリカでは181安打、合計すると2371安打もの数字になるんですね。
だから何だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、、、
それだけ長きにわたってプレーされてきたという何よりの証だと個人的には思います。
ですがやっぱり、期待するのは公式記録での2000本安打。達成することはできるでしょうか?
https://twitter.com/jetpack/status/1680931501503025152中島2000本頑張って欲しいね
— マヨッチャ@阪神 (@mayottyahanshin) July 27, 2023
阪神戦以外で
いかがでしたか?
2000本まで残り100本を切っている中島宏之選手。
徐々にフルシーズンの活躍は難しくなってきていますが、何とか限られた機会でヒットを積み重ねて記録を達成してほしいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。