北海道日本ハムファイターズに韋駄天ルーキーが登場しました。

 

五十幡亮汰選手。

 

2020年のドラフト2位で、中央大学から入団してきた選手です。

 

その魅力は何といっても「

 

50mを5秒6で走るほどの俊足は、プロでも大きな武器となっています。

 

中学時代は陸上部で、あのサニブラウン選手に勝利した過去も!?

 

今回は期待のルーキー、五十幡亮汰選手に注目していきます。

 

【生年月日】1998年11月27日

【出身】埼玉県行田市

【身長】172cm

【体重】64kg

【高校】佐野日大高校

【大学】中央大学

 

北の韋駄天!五十幡亮汰

2020年のドラフト会議にて、2位指名を受けて北海道日本ハムファイターズに入団した五十幡亮汰選手。

 

その俊足を武器に、早くも1軍の舞台で大暴れしています。

 

パリーグTVでも何度か取り上げられていたのですが、本当に異次元のスピードですよね。

 

 

スピードもそうですが、技術もすごいです。

 

三塁打を打った時の、ベースランニング。

 

無駄に膨らむことは一切なく、きれいなラインで三塁に到達してしまいました。

 

しかもこれで全力じゃなさそうなのが恐ろしいところ。

 

それに盗塁の時にスライディングで全然スピードが落ちないのも本当にすごいですよね。

 

千葉ロッテマリーンズ・荻野貴司選手がルーキーの時もそのスピードに惚れ惚れしていましたが、

 

(ただ彼の場合はスライディングが塁に近すぎて、5月にケガをしてしまいましたが…)

 

五十幡亮汰選手のインパクトはそれ以上ですよね。

 

サニブラウンに勝った男!?五十幡亮汰

そんな五十幡亮汰選手、「サニブラウンに勝った男」という異名があります。

 

サニブラウンというのは、ご存じ陸上のサニブラウン・アブデル・ハキーム選手のこと。

 

世界選手権の日本代表選手であり、現在の100mの日本記録保持者でもあります。

 

そんな日本を代表する選手に勝った男、一体どういうことなのでしょうか?

 

 

中学時代、五十幡亮汰選手は東京神宮リトルシニアに所属しつつ、通っていた中学校の陸上部でも活動していました。

 

当時から短距離走の選手として活躍し、中学3年夏の全日本中学校陸上競技選手権では100mと200mの2冠を達成しています。

 

そしてこの時、同じレースに出場していたのが、サニブラウン選手だったのです。

 

 

未来の陸上界のスターを抑え、堂々の2冠達成。

 

この時の五十幡亮汰選手の記録は

 

100m…10秒79

200m…21秒81

 

だったそうです。

 

ちなみに当時の中学記録はそれぞれ

 

100m…10秒64

200m…21秒18

 

いずれも日吉克実選が2010年に記録した数字です。

 

当時は伊豆市立修善寺中学に所属しており、そこから静岡県立韮山高校→中央大学と進学しました。

 

彼もまた「桐生祥秀に勝った男」として知られた人物でもあります。

 

そんな選手が、五十幡亮汰選手の中央大学の先輩にあたるわけですね!

 

五十幡亮汰選手の活躍は、きっと陸上界にも大きな影響をもたらすかもしれません。

 

(その後、2014年に宮本大輔が100mの中学記録を10秒56で更新しています)

 

大学で盗塁の才能が開花!?

高校進学にあたって陸上の強豪校からも誘いがあったそうなのですが、五十幡亮汰選手はそれをけって佐野日大高校へと進学。

 

高校では野球1本に集中します。

 

佐野日大高校ではその異次元の快足が買われ、1年の夏からレギュラーに定着します。

 

打順は9番でしたが、夏の大会ではいきなり打率6割(10-6)を記録するなど、大きなインパクトを残します。

 

2年生からは9番センター、3年生の時には1番ショートとしてチームを引っ張りました。

 

ちなみに高校通算5本塁打のうち、3本がランニングホームランだそうです。

 

 

高校卒業後は中央大学へと進学。

 

ここでも1年の春からレギュラーとして起用されます。

 

当初は打撃に苦戦していましたが、2年秋には打率.342(38-13)と高打率をマーク。

 

リーグ初本塁打もこのシーズンだったそうです。

 

しかし本格的な才能の開花は3年の秋リーグでしょう。

 

このシーズン、打率は.300(40-12)ながらも9個の盗塁を記録したのです。

 

実はそれまで盗塁には苦手意識があったらしく、1年春~3年春までの通算盗塁は13個

 

それに迫ろうかという数字を、たった1シーズンで記録しました。

 

どうやら盗塁にスタートの部分を改善したそうです。

 

盗塁では投手のモーションやクイック、牽制タイミング、それらを頭に入れながらタイミングを計らなければなりません。

 

また走者側にもクセがあったりすると、そこを突かれて牽制が飛んでくることもあります。

 

いわば投手との駆け引き

 

高校時代からずっと改善を重ねてきて、それが3年の秋に一気に花開いたということでしょうか?

 

4年生の春リーグは中止となってしまいましたが、秋リーグでは再び躍動し5盗塁をマーク。

 

盗塁への苦手意識はすっかりとなくなったようです。

 

五十幡亮汰は足だけじゃない!

五十幡亮汰選手、走塁だけでなく守備も一級品ですよね。

 

打球判断もよく、その俊足も相まってとんでもない守備範囲を誇ります。

 

それに肩も強い!

 

現段階でもリーグ屈指の外野手といっても過言ではありません。

 

https://twitter.com/jetpack/status/1397895938207670277

 

 

打撃もいいですよね。

 

当てるだけのバッティングはせず、しっかりと振り抜いて強い打球を放ちます

 

5月23日の西武ライオンズ戦ではプロ初本塁打も記録!しっかりと長打も打てるんです。

 

 

課題としては四球数の少なさ、三振数の多さでしょうか?

 

この辺りは思いっきりの良さの裏返しみたいなところがあるので、一概に悪いとは言えないのですが…

 

ですがここを改善できれば、さらにとんでもない選手に成長しそうな予感がします。

 

現時点でもスケールの大きな選手ですが、さらに成長の余地があるとは。

 

数年後、どんな選手になっているか楽しみですね。

 

 

 

いかがでしたか?

北海道の韋駄天ルーキー、五十幡亮汰選手。

 

守備・走塁に関してはすでにチームでも随一の存在となっています。

 

打撃好調がキープできれば、レギュラーはすぐでしょう。

 

これからが楽しみな選手ですね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。