西武ライオンズ、期待の若手外野手・高木渉選手。

 

2018年の育成ドラフトで入団した、まだ2年目の選手です。

 

しかし抜群の身体能力を生かし、ライオンズの外野手争いに名乗りを上げてきました。

 

あの往年の名投手・潮崎哲也氏もその潜在能力を絶賛しているんだとか。

 

いったいどんな選手なのでしょうか?

 

【生年月日】1999年12月6日

【身長/体重】181cm/81kg

【出身】福岡県朝倉市

【高校】真颯館高等学校

熾烈な外野レギュラー争い

2020年シーズン、西武ライオンズの外野手争いが熾烈を極めています。

 

秋山翔吾選手がMLBに移籍したことにより、外野の枠が1つ空きました。

 

その枠を巡って、若手外野手たちが猛アピールしているのです。

 

出場試合数を見る限りでは鈴木将平選手が少し抜け出しているかなという印象ですが、

 

実際のところはほとんど横一線の状態なのではないでしょうか?

 

 

その中でも個人的に注目しているのが高木渉選手。

 

高木渉といっても名探偵コナンでおなじみのあの声優さんではありません。

(コナンでは元太と高木刑事を務める高木渉さん)

(私の家政夫ナギサさんに出ていてびっくりしました)

 

1999年生まれ、2017年のドラフト会議にて育成1位指名を受けて西武ライオンズに入団した選手です。

 

すると1年目からすぐに支配下登録され、2年目には1軍初出場。

 

3年目となった今季はスタメン出場のチャンスをつかみ、プロ初ヒットも記録しました。

 

いったいどんな選手なのか、詳しく見ていきましょう。

 

高校時代から身体能力が抜群

高木歩選手は福岡県出身。

 

中学生の時から130km/h中盤のストレートを投げる投手として評判が高かったそうです。

 

高校は真颯館高校へ進学。

 

1年生の時からファーストで試合に出場すると、2年になるころにはもうエースで4番、チームの大黒柱へと成長します。

 

2年生の夏には福岡県大会でベスト4という成績をおさめました。

 

高校ではストレートも最速146km/hまで成長、さらに打つ方でも豪快なスイングでホームランを連発。

 

 

いつしか九州の大谷翔平なんて異名が付くほど、名の知れた選手になります。

 

しかしそこから右肩のケガなどもあり、3年時は外野手としてプレー。

 

夏の大会も4回戦で敗退してしまい、甲子園の夢は叶いませんでした。

 

それでもその身体能力が高く評価され、ライオンズより育成ドラフト1位で指名を受けます。

 

 

プロ入り後は外野手としてプレー。

 

1年目から2軍で積極的に起用され、75試合の出場で打率.278(223-62) 6本塁打 24打点の成績をおさめます。

 

高卒1年目、それも育成選手としては十分すぎる成績ですよね。

 

さらに2塁打16本3塁打2本と、持ち味をいかんなく発揮しました。

 

この年の契約更改ではもう支配下登録選手への昇格が決まり、順調なスピードで出世していきます。

 

その一方で三振74個、盗塁2に対して盗塁死が8、守備面でもまだまだ粗さが目立ち、課題もたくさん見つかった1年でした。

 

 

 

2年目も2軍の主力として活躍し、83試合の出場で打率.256(258-66) 12本塁打 36打点

 

12本塁打はチームメイトの山野辺翔選手と並びチームトップ、イースタン・リーグでも9位という数字でした。

 

三振は90個と御愛嬌でしたが、持ち前の長打力が徐々に開花していきます。

 

またこの年は1軍デビューも果たしました。

 

たった1打席の出番でしたが、未来を担う若獅子の登場に、球場からは大歓声が上がります。

 

高木渉の打球の伸びがすごすぎる

そして2020年シーズン、この年は開幕から絶好調で、2軍では8月までにイースタン3位となる7本塁打を記録。

 

そして外野手不足というチーム事情の中、8月11日に1軍に昇格しました。

 

すると12日の楽天戦からスタメンで起用され、13日の試合ではプロ初ヒットを記録。

 

https://twitter.com/jetpack/status/1293853075522744321

 

さらにその試合ではタイムリースリーベースも放っており、プロ初長打・初打点も同時に記録しました。

 

 

14日の試合では3安打猛打賞

 

タイムリーも2本放ち、チームの勝利に大きく貢献しました。

 

この日の勝利でライオンズは7連敗がストップし、さらにここら5連勝を記録!

 

本当の意味でチームの起爆剤になったのではないでしょうか?

 

 

 

高木渉選手の何がすごいって、豪快なスイングもそうなのですが、とにかく打球が伸びるんです。

 

スリーベースヒットもすごい打球でしたよね。

 

2軍でのホームランの打球はもっとすごいですよ!

 

 

いくらでも見ていられるな~(笑)

 

 

入団当時の2軍監督・潮崎哲也氏は、高木渉選手のことを

 

「首位打者にも本塁打王にもなれる」

 

と評していました。

 

首位打者と本塁打王の二冠王になれる、ではないところがミソですよね。

 

まだまだ選手として未完成。

 

だからこそ、これからの本人の意識次第ではどんな選手にも成長できる。

 

そういうメッセージなのではないでしょうか?

 

確かにそれだけの素質も十分にあると思います。

 

あの打球をみていたら、ロマンしか感じませんよね。

 

 

心配なのはケガだけでしょうか?

 

実はあの活躍の後、16日に1軍を抹消されてしまいました。

 

その理由はケガとのこと。

 

高校時代にも右肩をケガしていますし、すこし怖いですね。

 

代わりに上がってきた西川愛也選手もプロ初ヒットを記録していますし、ライバル選手だって虎視眈々と1軍の座を狙っています。

 

このまま埋もれてしまうか、それとも才能を開花させるか。

 

注目していきたいですね。

 

 

 

いかがでしたか?

西武ライオンズの外野手争いの中で、強烈なインパクトを残した高木渉選手。

 

あのグングン伸びていく打球は、いくら見ていても飽きません(笑)

 

ケガが少し心配ですが、潜在能力はピカイチ。

 

1軍のレギュラーに定着すれば、一気にタイトル争いに加わるかもしれません。

 

それが近いうちに、現実になってくれることを祈りましょう。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。