2019年4月よりアニメが放送されている「賢者の孫」

 

そのEDテーマを担当しているのが「吉七味。」さんです。

 

VTuber(バーチャルユーチューバー)として活動し、激しいオーディションを勝ち抜いてED曲の権利を得た吉七味さん。

 

第6話ではキャラクターの声優にも挑戦したものの…あまりの大根演技に批判が殺到。

 

さらにEDでは吉七味さんの3D映像が流れ、アニメを私物化するなと炎上騒動に発展しています。

 

もともとオーディションも出来レースなんじゃないかと、いろいろキナ臭い感じは否めませんでしたが…

 

今回は吉七味さんの騒動についてまとめてみました。

 

アニメ「賢者の孫」のEDに吉七味が起用

2019年4月より放送しているアニメ「賢者の孫」

 

よくある異世界転生ものであり、いわゆる俺TUEEEというやつです。

 

異世界に転生して、記憶を残したまま1歳からやり直した主人公が、磨き上げた能力を生かして世界を救います。

 

「なんかオレまたやっちゃいました？」という有名なセリフが生まれたのもこの作品からです。

 

 

主人公のシンが自分の能力のすごさに気が付かないで、周りを驚かせてしまうのですね。

 

 

さてアニメは好評の中で放送されている賢者の孫なのですが、注目すべきはEDを歌っている吉七味。(よしななみ。)さんという方。

 

(句点の「。」まで含めて正式な名前なのですが、以降は省略します)

 

吉七味さんはVTuberとして活躍されている方で、2018年10月より開催された「TVアニメ『賢者の孫』エンディング曲&声優デビューオーディション」を最後まで勝ち抜き、同アニメのED曲を担当することになりました。

 

このオーディションはSHOWROOM内でVTuber限定で行われたものです。

 

参加者は指定された期間内でSHOWROOM配信を行い、各放送の累計ポイントで順位が決まります。

 

ポイントはSHOWROOMのギフトシステムを使用、つまり視聴者から有料のギフトが贈られるほど、ポイントが加算されていくのです。

 

なかなかアコギなシステムですね。

 

1次予選では1万ポイント以上を獲得した配信者が通過、さらに2次予選ではポイントでランキングをつけ、上位3人と審査員特別賞の数名が通過します。

 

そして最終的には都内での面接で優勝者が決定。

 

賢者の孫のEDテーマ曲を担当する権利と、さらに劇中で声優としてデビューする権利が与えられます。

 

 

 

吉七味さんは1次予選では2万7千ポイントを獲得して通過、2次予選ではなんと230万ポイントを稼いで3位に！

 

そして最後の面接で合格して、逆転優勝をはたしました！

 

吉七味さんの武器はなんといってもその歌唱力。ただのVTuberとは思えないほど、伸びやかな声をしています。

 

アニメのEDのオーディションですから、最後はそこが決め手になったのでしょうか。

 

こうして吉七味さんはEDテーマ「圧倒的 Vivid Days」でCDデビュー！さらに劇中でもミランダ=ウォーレスというキャラの声優を担当することも決まりました。

 

ミランダ＝ウォーレスは騎士団候補生。初めは主人公のシンに対抗心を抱いているけど、後に和解するポジションですね。

 

また1次予選・2次予選をいずれもトップで通過した雛乃木まやさんも、主人公の相棒の妹ポジションであるメイ＝フォン＝アールスハイドの声優に起用されることが決定しています。

 

吉七味の演技力がヤバい！EDに謎の3Dで大炎上!?

さて現在アニメが放送中なわけですが、吉七味さんの歌も初めのうちは好評でした。

 

高い歌唱力がアニメの世界観とマッチしていて、EDとしては十分なクオリティだったと思います。

 

物議を醸し始めるのは第6話から。

 

第6話では吉七味さんが声を当てたミランダ=ウォーレスが登場。

 

 

さらにEDではいつもの映像ではなく「圧倒的 Vivid Days」のMVが流れたのですが…

 

 

この2つがまあヒドイこと。

 

まずミランダ＝ウォーレスの演技なのですが、とてつもなく下手です。

 

棒読みどころの話じゃなく、そもそも声が出ていません。活舌も悪いです。「魔物」という単語すら言えていません。

 

本業の声優ではないので仕方のないことなのかもしれませんが、とても声優として起用してはいけないレベルです。

 

ちなみに第7話にも引き続き登場していましたが、特に演技が向上している様子はありませんでした。

 

声優として出すならきちんとした演技指導をしてほしかった…

 

ちなみに第8話では雛乃木まやさんが声を当てたメイ＝フォン＝アールスハイドも登場していましたが…

 

なんというか、棒読みではないのですが、アゴがしゃくれたような喋り方という印象です。

 

 

そしてもう1つの炎上要素のED曲のMV！

 

これに関しては実際に見てもらった方が早いでしょう。

 

 

何なのでしょうかこれ？腕の動きとかもうヤバいです。

 

アニメでも3Dが使用される機会はどんどん増えてきていますが、これだけレベルの低い3Dは近年なかなか見ませんでした。

 

3DっていうよりMMDといったほうが近いかもしれませんね？

 

(MikuMikuDanceの頭文字と取ったもので、初音ミクをはじめとした3Dのキャラクターを自由に動かせるフリーソフト)

 

さすがにアニメのEDにMMDを使用するとは考えられないですが、このEDよりクオリティの高いMMDはツイッターにいくらでもあります。

 

いろいろとキナ臭い吉七味…

吉七味さんがオーディションを勝ち抜いてこの権利を得たと知っているファンであれば、吉七味さんの演技もあのEDも納得できたかもしれません。

 

ミランダ=ウォーレスが第6話で登場すること、EDで「圧倒的 Vivid Days」のMVが流れることはあらかじめ公式HPで予告もされていました。

 

 

ですが視聴者全員が吉七味さんのことを知っているわけではありません。むしろ知っていたのは全体の1割にも満たないと思います。

 

何も知らずにアニメを見て、あの演技や謎の3Dが飛び込んできたから「何事!?」と驚いてしまいますよね。

 

実際第6話を見て初めて吉七味さんについて調べたという方はかなり多いです。

 

私もこの騒ぎから吉七味さんのことを知ったくちなのですが、調べれば調べるほどいろいろとキナ臭いことがわかってきました。

 

 

まず吉七味さんが勝ち抜いたオーディション。

 

確かに吉七味さんはポイントを稼いでこのオーディションを勝ち抜きました。

 

ポイントを稼ぐにはユーザーから有料のギフトを送ってもらわなければならないので、相当なお金が動いていたはず。

 

なのでこのオーディションを通過した吉七味さんは、それだけリスナーからの支持を集めていたということになると思うのですが…

 

 

ですがそのポイントが1人のユーザーだけに集中していたらどうでしょう。

 

1次予選、吉七味さんは2万7000ポイントを稼いでいましたが、そのうち11744ポイントは同一ユーザーからのポイントです。

 

 

(だいたい1ポイント＝1円と考えてください)

 

 

さらに2次予選では230万のポイントを稼ぎましたが、そのうち211万7326ポイントは同一ユーザーからのポイントです。

 

 

およそ92％が同一ユーザーから…

 

熱心な応援というにはお金を入れすぎているのでは…？

 

あまりにもポンとギフトをくれるので、リスナーたちの間では「石油王」というあだ名が定着したほどです。

 

 

しかも吉七味さん、実はオーディションが開始した当時、ツイッターのフォロワーはたったの40人程度でした。

 

 

オーディション以前の活動も謎に包まれています。

 

新人VTuberがオーディションに参加した瞬間、大口のファンが付く？こんなに都合のいいことってあるものなのでしょうか。

 

このオーディションは出来レースだった？

あまりにも不自然な点の数々、導かれる結論としては1つでしょう。

 

このオーディション、出来レースだったと。

 

賢者の孫の音楽制作については、エイベックス・ピクチャーズが担当していました。

 

OPを歌っているのは同社に所属するi☆Risです。キャラクターの声優にもi☆Risから若井友希さん・久保田未夢さんの2人が起用されています。

 

もちろん「圧倒的 Vivid Days」のレーベルもエイベックス・ピクチャーズです。

 

 

これらのいろいろと不自然な点から鑑みるに、吉七味さんもエイベックスが売り出そうとしているタレントの1人なのではないでしょうか？

 

歌唱力は高くてもまだ芽が出ていないタレントさんをVTuberとしてデビューさせようという、新たな売り出し方を模索した中で吉七味さんが生まれたのかもしれません。

 

オーディションで他のVTuberと競わせたのもエイベックスの戦略の1つでしょう。

 

ですがその裏では、初めから吉七味さんの起用が決まっていた…そう考えると、辻褄は合います。

 

普通に考えれば1次予選・2次予選を1位通過した雛乃木まやさんの方が圧倒的に有利なはずですからね。

 

そうなると、エイベックスがアニメを”私物化”したということですよね。さらに言えば、吉七味さんを”ごり押し”しているということにもなります。

 

いずれもネットでは大いに嫌われる行為です。

 

ED曲を歌わせるだけなら誰からも文句は出なかったでしょう。歌唱力については誰もが認めるレベルです。

 

ですが声優として起用してはいけないレベルの演技力に、いきなり流れ出した謎の低クオリティ3D映像、

 

この2つが6話で一気に公開された結果、視聴者から大顰蹙を浴びてここまでの炎上騒ぎになったのです。

 

もっとうがった見方をすれば、あえて炎上させて話題になるという「炎上商法」も狙っていたのかもしれませんが…

 

いずれにしても好意的に受け入れられるものではありません。

 

https://twitter.com/jetpack/status/1129401838283837440

 

いかがでしたか？

アニメのEDを担当し、さらに声優デビューもはたすというVTuberとして偉業を成し遂げた吉七味さん。

 

しかしあまりの演技の酷さに、クオリティの低い3D映像。

 

オーディションも出来レースだった疑惑があり、せっかくの華々しいデビューがすべてひっくり返されてしまった感じです。

 

アニメの方はどんどんストーリーが進んでいきますが、吉七味さんの今後の活動はどうなるのでしょうか。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。