2019年5月8日、ついにあの選手が球場に帰ってきました。

 

阪神タイガース・原口文仁選手です。

 

1月に大腸ガンを公表し、懸命のリハビリを経てようやく復活。

 

球場からは歓声が沸き上がりました。

 

翌日には復帰後初ヒットも記録していますし、このまま完全復活となるでしょうか?

 

まずは原口文仁選手のプロフィールから

【生年月日】1992年3月3日

【出身地】埼玉県大里郡

【身長】182cm

【高校】帝京高校

【所属】阪神タイガース (#94)

 

ツイッターで大腸がんを公表した原口文仁

2019年1月24日

 

阪神ファンのみならず、野球ファンを震撼させるお知らせが本人から伝えられました。

 

阪神タイガースの原口文仁選手が、大腸ガンを公表したのです。

 

 

年末に人間ドックに行った際に見つかったみたいで…

 

2018年シーズンは82試合に出場して打率.315(111-35)をマーク、さらに代打打率となると.404(57-23)もの数字に。

 

代打での23安打はNPBでも歴代3位タイの記録です。

 

得点圏打率も.455(33-15)と高い数字を残していて、本当に頼もしいシーズンでした。

 

まだ27歳と若く、2019年シーズンはその打棒でレギュラー定着、さらなる飛躍を期待されていたのですが…

 

何度もケガを乗り越えて1軍に這い上がった原口文仁

原口文仁選手は帝京高校から2009年のドラフト6位で阪神タイガースへと入団しました。

 

帝京高校では1学年下にDeNAベイスターズの守護神・山崎康晃選手が在籍していて、バッテリーを組んだこともあります。

 

当時から抜群の打撃センスを持ち合わせており、2011年シーズンには2軍ながら48試合で打率.329(79-26) 2本塁打 11打点の成績を残しています。

 

しかし2012年には椎間板ヘルニアを発症してしまい、まともに試合に出場することができず、シーズン終了後には育成選手契約に。

 

その後もリハビリを経て試合に出場できるようにまで回復するものの、2013年には左手の骨折、2014年には右肩の脱臼、ケガ続きの日々が続いてしまいます。

 

 

しかし2015年オフ、就任したばかりの金本知憲監督が原口文仁選手を高く評価し、秋季キャンプMVPに認定。

 

すると2016年シーズン開幕直後の4月27日、約3年半ぶりに支配下登録に復帰すると、そのまま1軍初出場

 

いきなりその打棒が爆発し、5月4日にはプロ初ホームランも記録しました。

 

結局この月は打率.380(79-30) 5本塁打 17打点と好成績を残して、月間MVPも受賞しています。

 

7月にはオールスターにも出場して、高校以来の山崎康晃選手とのバッテリーも実現しましたね。

 

 

 

シーズンを通しても打率.299(318-95) 11本塁打 46打点と素晴らしい成績。

 

貧打にあえぐ阪神にとって待望だった打てる捕手・右の大砲の誕生ですから、ワクワクしていたファンも多かったのではないでしょうか。

 

2017年シーズンは数字を落としてしまいましたが、2018年は上述した通り頼りになる数字を残しています。

 

 

度重なるケガを乗り越えて、1軍に這い上がってきた原口文仁選手。

 

それだけに今回の大腸ガンの公表は本当にビックリしましたし、すごくショックを受けました。

 

神様はどうして原口文仁選手に試練ばかりを与えるのでしょうか。

 

ですがツイッターの文章からわかるように、原口文仁選手はすごく前向きにリハビリに取り組んでいます。

 

そういえば原口文仁選手って、今までツイッターアカウントは持っていなかったんですよね。

 

大腸ガンのことを自分の言葉で伝えるために、わざわざアカウントを開設したのです。

 

それだけ強い気持ちでガンと戦っていくという意思を持っているのでしょう。

 

本人が必死で戦っているのに、ファンが落ち込んでいる場合じゃありませんよね。

 

原口文仁が2軍戦で復帰!

その後1月31日に手術、2月6日には退院を報告、懸命なリハビリを行いました。

 

3月7日には2軍練習に合流、4月にはもうフリーバッティングが行えるほどに回復したみたいです。

 

5月7日には2軍の全体練習に復帰し、シートノックを受けています。

 

そして5月8日、鳴尾浜で行われた中日戦、代打で原口文仁選手が登場。

 

大腸ガン公表から4か月、とうとうグラウンドに帰ってきました!

 

初球、変化球を冷静に見極めると、続く2球目のストレートをスイング。右中間へ大きな当たりが飛んでいきます。

 

フェンス手前でライトが捕球し、アウトになってしまいましたが、スタンドからは歓声が沸き上がりました。

 

翌9日の試合では5番DHで先発出場!第1打席でセンター前ヒットを放ち、早くも復帰後初ヒットを記録しています。

 

きれいなフォームも、力強いスイングも、1塁まで走っていく姿も、以前と全く変わらない原口文仁選手で安心しました!

 

ここまで長かったようで短かった4か月。

 

まだまだシーズンは始まったばかりですし、このままいい状態をキープすれば1軍復帰だって見えてくるかもしれません。

 

焦りは禁物ですが、原口選手ならやってくれるかもしれませんね!

 

 

https://twitter.com/jetpack/status/1126012531133128704 https://twitter.com/jetpack/status/1126347104266252288

 

 

いかがでしたか?

大腸ガンの公表から4か月、2軍戦で復帰をはたした原口文仁選手。

 

万全の状態の原口文仁選手が帰ってくれば、1軍でも戦力になることは間違いありません。

 

焦りは禁物ですが、今の原口文仁選手を見ていると、本当にシーズン中に1軍復帰してくれそうな感じがありますよね。

 

その時を、楽しみに待っていましょう。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。