西武ライオンズに所属している相内誠選手。

 

2018年シーズンは自己最多の10試合に登板し、2019年シーズンは期待がかかります。

 

これまで無免許運転に速度超過、未成年飲酒・喫煙と度重なる不祥事を起こしてきました。

 

ですがようやく1軍の舞台で活躍できる投手になろうとしています。

 

マイナススタートから逆転となるでしょうか?

 

まずは相内誠選手のプロフィールから

【生年月日】1994年7月23日

【身長/体重】185cm/80kg

【出身】千葉県富津市

【高校】千葉国際高校

【所属】埼玉西武ライオンズ

 

千葉国際からドラフト2位で指名された相内誠

相内誠選手は2012年のドラフト2位で西武ライオンズに入団しました。

 

2017年シーズンまでは「誠」という登録名だったので、相内という名字を新鮮に感じている方も多いのではないでしょうか。

 

千葉国際高校(現:翔凜高校)時代は甲子園出場経験こそないものの、185cmの長身にしなやかなフォーム最速145kmの威力のあるストレートに多彩な変化球

 

スカウトの間では高く評価された選手でした。

 

 

また中学時代は家庭の事情から千葉県内の児童養護施設で過ごしていたそうです。

 

1度野球を諦めかけたこともあるのですが、この施設で出会った兄貴たちのおかげで野球を続けることができたともいいます。

 

そういった経歴からか、ドラフト前の特集番組「お母さんありがとう」でも取り上げられていましたね。

 

無事に西武ライオンズから2位指名を受けて、ほっとしていたことでしょう。

 

ですがドラフト後は野球以外のことで世間を騒がせてしまうことになります。

 

入団前に無免許運転・速度超過で警察のお世話に

ドラフトから1か月半ほどたった2012年12月4日

 

相内誠選手は東京アクアラインにて、速度超過で千葉県警に摘発されてしまいます。

 

しかもこの時、相内誠選手はまだ仮免許

 

どうやら免許を持つ友人の車に同乗させてもらい、制止する友人の忠告を振り切ってハンドルを握ってしまったそうです。

 

無免許運転と速度超過の両方が適用され、入団取り消しかという話にもなりました。

 

この時、球団とはまだ仮契約しか済ましておらず、相内誠選手の所属はまだ高校側にありました。

 

まだ球団から何かしらの処分が下ることはなく、学校からは無期限謹慎処分が下されます。

 

年が明けて2013年1月、学校の処分も無期限から学校内謹慎に変更となり、その後は学内で指導を受けながら自主練習をしていました。

 

練習への態度から十分に反省したと判断されたのか、3月になってようやく西武ライオンズから正式な入団発表が行われます。

 

相内誠選手のプロ生活は、謝罪から始まりました。

 

 

この年は2軍でも6試合 0勝3敗 防御率6.30という成績でしたが、なんとかプロ野球の世界に残ることができたみたいです。

 

再び不祥事!未成年飲酒・喫煙が発覚

しかし2年目のシーズンが始まろうかという2014年1月。

 

なんと相内誠選手の未成年飲酒・未成年喫煙が発覚してしまいます。

 

しかも発覚した経緯というのが、球団HPの意見欄への投書。

 

都内の飲食店で飲酒していたところを目撃されたみたいです。

 

入団前から厳しい眼を向けられていたというのに、まだまだ自覚が足りませんでした。

 

また球団が事実確認をしたところ、喫煙していたことまで発覚してしまいます。

 

 

普通ならクビになっても仕方のない事態なのですが、球団は相内誠選手に対し

 

6か月間の対外試合出場停止

ユニフォームの着用禁止

夜間外出禁止

 

の3つの処分だけで済ましてしまいました。

 

他にも罰金などはあったのかもしれませんが、2度目の不祥事なのに処分が軽すぎないかと、球団にも批判が殺到します。

 

復帰後は野球に打ち込む!1軍定着間近!

結局この年は7月に2軍戦で復帰となりました。

 

この半年間で深く深~く反省したのか、その後は野球に打ち込みます。

 

9月には1軍に初昇格・初登板も果たしました。

 

2試合に登板して2敗、防御率も14.57でしたが、ここが彼にとって本当のスタートラインだったのではないでしょうか。

 

 

 

この年以降、野球に打ち込んでいくようになります。

 

3年目以降の成績ををまとめると

 

2015年

1軍:登板なし

2軍: 22試合 12勝7敗 防御率4.24 (最多勝)

 

2016年

1軍:2試合 0勝2敗 防御率11.74

2軍:8試合 1勝0敗 防御率2.13

 

2017年

1軍:5試合 0勝1敗 防御率19.50

2軍:34試合 3勝1敗7S 防御率3.34

 

2018年

1軍:10試合 0勝1敗 防御率3.45

2軍:18試合 3勝4敗1S 防御率2.23

 

 

2015年には2軍で最多勝

 

2016年はひじのケガもあってあまり登板できませんでしたが、その後のシーズンは徐々に成績を良化させています。

 

特に2018年は1軍でも自己最多の10試合に登板。防御率もまとまった数字にまで改善されました。

 

 

2019年シーズンの開幕が迫った現在、相内誠選手はオープン戦からアピールを続けています。

 

綺麗なフォームは高校時代と変わりませんが、ストレートの球威や変化球のキレはさらに増したように思います。

 

辻発彦監督の中では先発候補として考えられているみたいで、長いイニングを投げるための調整が進んでいますね。

 

度重なる不祥事を起こしてきましたが、今では1軍の戦力として期待される存在にまでなりました。

 

実はまだ1軍で相内誠選手に勝ちが付いたことはありません。

 

2019年シーズンこそプロ初勝利、そして1軍定着へ、期待がかかります。

 

 

 

 

いかがでしたか?

自らの行いでプロ生活をマイナスからスタートさせてしまった相内誠選手。

 

しかし7年たった今、ようやく1軍の戦力になろうというとこまで成長しました。

 

いまでは期待しているファンも多く、何とかそれに応えてほしいですね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。