2019年シーズンより、再びチームの指揮を執ることとなった巨人・原辰徳監督。
日本一3回に加えて2009年のWBCでは世界一の経験もある名将が、再び巨人軍を率います。
とはいえ、前回の在任期間中に大きな騒動となった“1億円事件”をはじめとして、様々な問題が取りざたされることも多い人物。
今回こそそういった問題が浮き彫りにならなければいいのですが…。
まずは原辰徳監督のプロフィールから
【生年月日】1958年7月22日
【血液型】A型
【身長/体重】181cm/84kg
【出身地】神奈川県相模市
【出身校】東海大相模→東海大学
第3次政権となる原辰徳監督
2019年シーズンより、再び巨人軍の指揮を執ることとなった原辰徳監督。
現役時代から巨人一筋で、通算ホームラン数はNPB歴代22位(2018年シーズン終了時)となる382本。
どうしても長嶋茂雄氏と比べられがちですが、彼もまた巨人の4番を長きにわたって守り抜いた名選手でもありました。
端正な顔立ちと抜群のリーダーシップもあって「若大将」なんて呼ばれ方もしていましたね。
監督としては2002年~2003年、2006年~2015年に続く3度目の就任となります。
リーグ優勝7回、日本一3回、さらには2009年のWBCでも指揮を執ってチームを世界一に導いた名将でもあります。
巨人軍を、そして野球を知り尽くした人物といっても過言ではありません。
もう60歳となりましたが、巨人にとってこれ以上監督にうってつけの人材はいないでしょう。
しかしそんな原辰徳監督、実は常に女性問題が付きまとう人物でもあります。
現役時代から監督時代にかけて、とある女性との関係が週刊誌に取り上げられていました。
そして今回の監督就任で、再びこの事件がピックアップされようとしています。
原辰徳の1億円事件とは
原監督が起こしたもっとも大きな問題は、やはり“1億円事件”です。
まだ第2次政権だったころの2012年6月、週刊誌に現役時代の不倫問題を報じられました。
それだけだったら過去の話で済んだのですが、問題は2006年に反社会勢力に対して1億円を支払ったという点です。
もう少し詳しく見ていきましょう。
【1988年】事件の発端
原辰徳監督が女性と関係を持ったのは、まだ選手として現役だった1988年のこと。
お相手は兵庫県芦屋市にあるホテルで働いていた20代の女性だといいます。
甲子園で阪神戦が行われる際に使用される、巨人指定の宿舎になっていたホテルですね。
また原辰徳監督は86年に明子夫人とご結婚されているので、その女性とは不倫関係ということになります。
不倫関係は数年ほど続いていたのですが、なんと91年に妊娠が発覚。
しかしそのあたりから別れ話に発展していたそうで、妊娠発覚後も何かと理由をつけて女性と会うことを拒んでいたそうです。
そして数週間後、女性はお腹の子供を産まないという選択肢を取ります。
(原辰徳監督が強要したのか、女性自らが選択したのかは不明)
その後、その女性は阪神淡路大震災を機に連絡がつかなくなったそうです。
【2006年】原辰徳監督のもとへ1本の電話
そして時は過ぎて2006年、原辰徳監督のもとに1本の電話がかかってきます。
あの女性が原辰徳監督との当時の関係を日記につけており、それを電話相手の男が入手。
そして日記を流出させない代わりに1億円を要求してきたのです。
しかも脅迫にならないよう、巧妙な交渉で行われました。
「この日記が表に出ないように解決に尽力する、そのために1億円が必要だ」
原辰徳監督も“ゆすられている”と感じたそうですが、電話の相手が反社会勢力ではなく「とある現役プロ野球選手の父」と名乗ったため、
“もしかして助けてくれているのかも”と口車に乗ってしまい、1億円を支払ってしまいました。
またこの年は原辰徳監督第2次政権の初年度。大事になっては困ると、球団には相談しなかったといいます。
【2009年】球団が事実を把握
球団がこの事実を把握したのは、3年後の2009年。
別の男から「日記を返せ」と監督の自宅や球団事務所に電話が入ってくるようになったそうです。
この男は球団から警察に相談して威力業務妨害の容疑で逮捕されたものの、球団はこの事実を世間には公表せず。
重大機密事項として取り扱い、このことを知っていたのは球団内でもほんの数人だけだったといいます。
【2012年】週刊文春の報道
そして2012年、この事実を週刊文春が報道します。
この時、初めてその男が元反社会勢力であることも合わせて報道されていました。
原辰徳監督もこれについてはこの時初めて知ったそうで、その筋の人間との交際に関しては強く否定します。
さらにややこしいことに、この情報をリークしたのが元球団代表である清武英利氏という情報も出ていました。
清武英利氏は2011年、ナベツネこと渡辺恒雄氏のコンプライアンス違反を告発したところ、逆に球団側から解任されるという事件が起きていました。
清武英利氏はもちろん機密事項のことを把握していたでしょうし、週刊文春が問題を報じたのは解任の翌年のことですから。
球団から追放された腹いせに…ということはあり得ない話ではありません。
ともかく原辰徳監督にとっては1億円を払った上に不倫関係を暴露され、さらにはその筋の関係者との交友関係までも噂されるという最悪の結果になってしまいました。
しかし皮肉なことに2012年シーズン、巨人軍は日本一を達成。原辰徳監督はその後のシーズンも続投しています。
【2015年】賭博問題の発覚
ここからは女性問題とは少しずれてくるのですが、せっかくなので紹介しておきましょう。
原辰徳監督が退任となるのは、2015年のことです。
この年の10月、巨人軍の若手選手が賭博行為を行っていることが発覚し、大問題に発展しました。
そして同月、原辰徳監督は辞任を表明しています。
表向きの辞任理由は成績の下降でしたが、この賭博問題が関わっていたことは容易に想像がつきますね。
さらに、この問題では選手たちが処分されたほか、飲食店経営者を含めた数人が刑事告発されているのですが…
その中に2006年に原辰徳監督を脅迫した反社会勢力の人物まで入っているというのです。
1つの女性問題がここまで大きくなってしまうとは…、つくづく野球界の影響の大きさを実感させられます。
女性問題は後を絶たない
ちなみに大きな問題にはなっていませんが、他にも女性関連の話はたくさんあります。
例えば、元フィギュアスケートの渡部絵美さんはテレビでこんな話を暴露していました。
・野球界のスーパースターと付き合っていた
・相手はセリーグの野手で背番号は一桁
・監督も経験している超大物
これに当てはまるって、原辰徳監督くらいしかいないんですよね。
この当時はお互いに独身だったころの話で、不倫などではないようなのですが、若いころはかなりのプレイボーイだったようですね。
この3次政権でも、新たな問題が噴出しなければいいのですが。
ネットでもすでに心配の声が多数上がっているようです。
原監督の1億不倫事件や監督時代の野球賭博事件続出を忘れちゃった人が多いらしい。普通なら二度とジャイアンツの監督は出来ん。
— どっかの社長 (@hk_tokyo555) October 5, 2018ここで原監督とは…。
— taka-life-guide 全国通訳案内士/英語/講演講師/言霊 ~教育と旅~ (@golgorabiit) October 10, 2018
1億の説明責任など果たしていない状況での監督復帰…。
う-んどうだろう?
いかがでしたか?
1億円事件をはじめとして、常に女性問題が付きまとっている原辰徳監督。
それだけ女性にモテモテだったということでもあるのですが、これが監督としての足かせにならなければいいのですが。
今巨人軍は強豪チームへの返り咲きが急務となっていますから、そちらに集中してもらいたいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。