スペシャルドラマ「炎上弁護人」で主役を務めることが発表された真木よう子さん。
テレビドラマの主演は実に1年ぶりのことですね。
かつては高い演技力で映画にドラマに引っ張りだこだったのですが、この1年はその姿を見る機会はかなり減っていました。
それもそのはずで、実は去年、真木よう子さん自身がSNSの炎上に巻き込まれていたからなのです。
しかもそのきっかけが「コミックマーケット」への参戦。
いったいなぜこれが炎上につながってしまったのでしょうか。
まずは真木よう子さんのプロフィールから
【生年月日】1982年10月15日
【血液型】A型
【身長】160cm
【出身】千葉県印西市
【スリーサイズ】88-59-83
炎上弁護人で久しぶりの主演
真木よう子さんが12月15日にNHKで放送されるスペシャルドラマ「炎上弁護人」で主演を務めることが発表されました。
このドラマは「SNS炎上」がテーマ。
真木よう子さん演じる主人公・渡会美帆は弁護士で、SNSで炎上してしまった主婦を弁護し、世間からのバッシングと戦っていくという役どころとなります。
真木よう子さんがテレビドラマで主演を務めるのは実に1年以上ぶり。
というよりも2018年の活動は映画2本だけと、ほとんど仕事をしていませんでした。
かつては実力派女優として映画にドラマに引っ張りだこだった印象なのですが、2017年のある事件から芸能界を干されていたのです。
そしてその事件というのが、皮肉にも真木よう子さん自身のツイッターの炎上でした…
真木よう子のツイッターが炎上
真木よう子さんは2017年の6月にツイッターを開設しました。
あまりSNSには慣れていなかったようなのですが、それでもファンとリプライでやり取りするなど、それなりに楽しんでいた模様。
ただ少し問題発言がフィーチャーされることもあり、当時放送していた「セシルのもくろみ」の視聴率があまり振るわなかったことを受けて、
「視聴率3.8%。こんなに視聴率が低いから是非、ドラマを見てください」
と自虐のようなツイートを見せて、ドラマ制作関係者やスポンサー、はては視聴率調査を手掛けるビデオリサーチ社を困惑させたこともありました。
(視聴率はビデオリサーチ社が権利を有しており、無断で公表するのは権利侵害にあたる)
後にそのツイートは削除されたのですが、その後もツイートについては特に反省の色は見せず、奔放なツイートを続けていました。
というようにSNSの使い方に少し危なっかしさを見せていたのですが、これ自体は業界を干された理由ではありません。
真木よう子さんに致命傷を与えたのは、コミックマーケットへの参戦を表明してからです。
コミケへの参加を表明して批判殺到
同年8月25日、真木よう子さんは「フォトマガジン出版プロジェクト」という企画を立ち上げます。
これはクラウドファンディングで集まった資金をもとに、真木よう子さん自身の写真集を作成。
そしてそれを冬のコミックマーケットで販売するというプロジェクトでした。
普通に作った写真集だとどうしても事務所の意向が入ってしまい、自分では良いと思った写真も載せられなかったこともあったそうなのですが、
こういった形での自主製作なら自分が本当にいいと思った写真だけを載せられる。
そう知り合いのカメラマンに持ち掛けられてプロジェクトを立ち上げたそうです。
真木よう子さんのファンにとってはすごくいい話だったと思います。
ですが問題は、販売場所がコミックマーケットだったことです
コミックマーケット、通称コミケは年に2度行われる同人誌即売会。
有志たちの集まり(サークル)が自費出版した本(同人誌)を販売する場所なのですが、近年はだんだんと規模が大きくなってきて、50万人以上が参加するイベントになってきています。
元々はディープなオタク趣味を持つ人たちしか参加していなかったのですが、近年は少しずつ一般の方にも知られるようになり、叶姉妹の2人や小林幸子さんのように芸能人が参加することもありましたね。
ですが依然としてコミケ独自の文化も多く、それを知らずにむやみに立ち入ってしまうと、一部の人から顰蹙を買ってしまうことも。
たいていの人は好意的なのですが、まだ排他的な考え方を持っている人もほんの少しだけいるようです。
真木よう子さんが炎上したのも、このコミケの文化をしっかりと理解していなかったからでした。
コミケで売るのはあくまで趣味で作った同人誌であり、その目的も同じ趣味を持つ人たちに楽しんでもらうことです。
真木よう子さんのようにクラウドファンディングでお金を集めて写真集を制作するようなやり方だと、
コミケを単なるお金儲けの場にしているのでは?
と邪推してしまう人もいてしまったようで…
またクラウドファンディングの資金が800万という高額だったのもマイナスポイントでしたね。
コミケへの出品物の予算としては、あまりにも高額。そこも「コミケをビジネスと考えている」という意見につながってしまいました。
もちろん真木よう子さんとしてはそんな気は一切なかったとは思うのですが…。
結局プロジェクト発表から3日後の8月28日、ツイッターで謝罪ツイートとともに、コミケへの参戦を中止する旨のツイートを投稿。
これにより、事態はいったん落ち着いたかに思われました。
次々に現れる炎上事件の黒幕候補
しかし真木よう子さんの騒動はこれでは終わりません。
謝罪翌日の8月29日、真木よう子さんはツイッターのアカウント名を「????だまされた????」に変更。
そしてその直後にツイッターに鍵をかけ(非公開設定にして)、最後にはアカウントごと削除してしまいました。
またこの日は「セシルのもくろみ」の撮影もドタキャンしたという話もあります。
30日にはプロジェクトのために立ち上げたホームページで写真集の作成も中止になったことを発表。
この数日で、尋常ではない様子になってしまいました。
そして後日、なんと真木よう子さんのDMが流出。
もちろん本物かどうかはわからないのですが、今回の経緯についていろいろと説明していました。
これをまとめると、
・中間(事務所やクライアント)の意向が入らない写真集は真木よう子さん自身の希望だった
・コミケへの参戦はコミケ常連の知り合いに提案された
・クラウドファンディングには当初反対していたが、時間もなかったため仕方なくツイート
・当初はキャンプファイア(クラウドファンディング会社)から3000万円を提案されていたが、何とか800万円に収めてもらった
・その後は自分が撮影で不在の中で勝手に事が進んでいった
といった感じになります。
お金儲けをしようとしていたのはキャンプファイアというクラウドファンディングを手掛ける会社で、真木よう子さんにはビジネスの意思はありませんでした。
でも知り合いからの受け売りでコミケの文化を知ったつもりになっていたと、自身にも責任があることは感じている様子。
もちろんこのDMの内容が本当なら…ですが。
ちなみにコミケ常連というのが鈴木心さん、そしてキャンプファイアの担当者が北尾修一さん・家入一真さんの2人みたいです。
鈴木心さんは写真家で、今回の写真集の撮影を担当予定だったみたいですね。
そして北尾修一さんはかつて出版社に勤めていた人物で、本の編集などに関して任されていたのでしょう(この8月末で出版社を退社してキャンプファイアに入社予定だった)。
家入一真さんはキャンプファイアの代表の方です。
実際に鈴木心さんは真木よう子さんにコミケへの参加を提案したこと、北村修一さんは編集を依頼されていたこと、
家入一真さんはクラウドファンディングを担当していたことをそれぞれツイッターで認め、大きな騒動になってしまったことを謝罪しています。
が、真木よう子さんがDMで「キャンプファイアのせいだと言うわけにはいかない」と発言しているように、この3人も「この騒動は○○に責任がある」なんてことは言えません。
9月1日には真木よう子さんが公式HPにて「誰のせいということはない」という声明を出し、ここでようやく事態は落ち着いていきました。
9か月も芸能活動を休止
この騒動の後、真木よう子さんは秋に公開予定だった映画を降板。
そしてしばらくの間、芸能活動を休止していました。
年が明けた1月には所属事務所を退社し、連絡もつかないくらいの状況だったそうです。
(家族経営の個人事務所に所属していたそうですが)
5月になってようやく映画「孤狼の血」で復帰。
そこから少しずつ仕事を増やしていって、12月の「炎上弁護士」で久しぶりの主演となりました。
ちなみに今は大手芸能事務所である「レプロ」とマネジメント契約をしているそうです。
なので、これからは以前のように仕事が増えていきそうですね。
身をもって炎上を経験してしまった真木よう子さんが演じる「炎上弁護士」、楽しみです。
コミケで同人誌出すためのクラウドファンディングで炎上した真木よう子が、ネット炎上を扱う弁護士を演じるとはなかなか示唆的だな。さぞかし熱の入った演技を見せてくれるだろう。>RT
— いかてん (@igacrystal) October 6, 2018個人的にはろくでもない悪意によって潰されかけた被害者でもある真木よう子さんの復帰作となればと思うし、是非見たい。 https://t.co/OJ9fpgBzTs
— 墨汁 (@vok_zehn) October 5, 2018
いかがでしたか
芸能人が炎上することは珍しくなくなってきましたが、ここまで真木よう子さんの炎上はかなりの大事に発展してしまいました。
そのおかげで芸能活動を休止するまでになってしまったのですが、やはり沈黙こそ正解だったのか、1年たってようやく復帰しています。
事務所ともちゃんと契約できている見たいですし、これからはまた少しずつその姿を見る機会も増えていくでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。