元プロ野球選手であり、父親はミスターこと長島茂雄さんという華麗な経歴を持つ長嶋一茂さん。
2018年上半期には多数の番組に出演し、今や売れっ子タレントとなっています。
かつては明石家さんまさんの番組でしか見かけなかった印象なのですが、ここにきてコメンテーターとしての出演が一気に増えてきているみたいです。
この浮き沈みが激しいの芸能界で、なぜ長嶋一茂さんの需要が増えてきているのでしょうか。
詳しく調べてみました。
まずは長嶋一茂さんのプロフィールから
【名前】長嶋一茂(ながしま かずしげ)
【生年月日】1966年1月26日
【血液型】B型
【身長/体重】181cm/90kg
【出身地】東京都大田区田園調布
プロ野球選手としては芽が出ず
長嶋一茂さんといえば、やはり長嶋茂雄という偉大なる父を持ち、自らもプロ野球選手になったことでもおなじみです。
1987年にドラフト1位でヤクルトスワローズに入団。偉大なる父を超えるべく、大きな期待を寄せられていました。
しかし、当時の野村克也監督が体現するID野球はどうも長嶋一茂さんに合わなかったらしく、なかなか結果を出すことができません。
入団から5シーズンたった92年に父・長嶋茂雄さんが監督を務める読売ジャイアンツにトレードで移籍するものの、やはりそこでも芽が出ず。
96年で戦力外通告が出されてしまい、引退となりました。
もうあれから20年以上たつんですね。
もしかすると、長嶋一茂さんが元プロ野球選手だったことを知らない方も増えてきているのかもしれません。
野球引退後はタレントとして活躍
野球を引退した後はタレントに転身して、たくさんのバラエティ番組に出演していました。
やはり特殊な環境で育ってきたからか、それとも父親から譲り受けたものなのか、天然な言動で視聴者を驚かせていましたね。
特に明石家さんまさんの番組に出演することが多く、とりわけ「さんまのSUPERからくりTV」には98年から2014年の番組終了まで16年間レギュラーでした。
俳優として映画にも出演していたこともありましたね。
そしてここ最近は情報番組への出演も増えてきています。
それもスポーツコーナーの担当ではなく、コメンテーターとして。
実は2018年上半期の番組出演数は100回以上!タレントの中でもトップクラスの数字を残していたそうです。
言われてみればよく見かけるなと思いましたが、まさかこれほどとは。
それに長嶋一茂さんが出る番組は軒並み視聴率も評判だとか。
正直「羽鳥慎一モーニングショー」で毎度のように羽鳥慎一アナを困らせているという印象しかないのですが…
天然発言も目立ち、決して優秀とはいいがたいのですが、なぜこれほどまでに長嶋一茂さんの需要が増えているのでしょうか。
ストレートなコメントが好評を得ている
以前から天然トークは面白かったのですが、コメンテーターとしてはストレートなコメントが売りとなっています。
自分の意見を素直に発することができる人って、芸能界でも貴重なんだそうです。
いい意味でも悪い意味でも場の空気を読まないため、ほかの人が聞けないようなこと・言えないようなことでも普通にコメントしてくれることもありますね。
それに天然キャラが良い方向に作用してくれることも大きいです。
歯に衣着せぬ物言いは狙ってやると鼻につくような言い方になってしまい、視聴者からの顰蹙を買うようなことも多いのですが、長嶋一茂さんの場合はそれがありませんから。
モーニングバードに於ける長嶋一茂氏のコメントは秀逸。素直すぎて物事の真芯をつく事がしばしば、周囲が凍り付いたりwww
— どるふ@色々とつんでる (@dolph_san) August 1, 2013
何よりもテレ朝に全く染まってないのがすごい。長嶋一茂、昔から比べたらずいぶんちゃんとした事を…いや、もっと言えば素晴らしい発言をするようになって、元々持ち合わせてた素直な性格から生まれる思考がしゃべるスキルを獲得した印象。にも関わらず、ちゃんと生来の天然さを失ってなくて、なんて愛すべき男なのだろうと見るたびに思うよ。
— もっちー (@Motchie1945) November 29, 2013長嶋一茂、グッジョブ!!
— なご (@toyomikekashiki) March 16, 2017
彼は素直に国民の疑問を代弁してる気がするよ。 #モーニングショー
それに長嶋一茂さんって、意外と誰かを蔑むようなコメントは残さないんです。
昔、長嶋一茂さんの自宅ガレージに「バカ息子」とスプレーで落書きされたことがありました。
犯人は江角マキコさん(実行犯はマネージャー)とされているのですが、長嶋一茂さんはこの件について
「明石家さんまさんがやったんだと思った」
と発言。
なんでも普段から自分のことを「バカ息子」と呼ぶのは明石家さんまさんだけだったらしく、本気でそう思っていたそうです。
しかも明石家さんまさんの落書きだから縁起が良いとまで思っていたとか。
結局、江角マキコさんについてのコメントなしで、この事件を笑いに変えてしまったのです。
これも狙ったわけではないのかもしれませんが、なんとも長嶋一茂さんらしいですよね。
自分らしさを一切崩さない強さ
そして何よりも、長嶋一茂さん自身が一切ぶれません。
普通あれだけトンチンカンなことばかり言っていたら、視聴者からも色々と苦言を呈されるはずです。
それでも、長嶋一茂さんは一切ぶれません。
いつものように飄々としながらよくわからないコメントを残して、羽鳥慎一アナを困らせています。
どうして、そこまで自分を貫けるのでしょうか。
かつて長嶋一茂さんはパニック障害に陥っていたといいます。
プロ野球生活の後半ごろ、突如めまいに襲われると、その1週間後には食事中に意識を失ってしまったことがあったそうです。
さらにその1週間後には、過呼吸でグラウンドに行くこともできない状態となってしまいました。
その後プロ野球選手としてユニフォームを着ることは2度となかったそうです。
タレントに転身してからもテレビに出ながらこれらの症状と戦ってきました。
2008年ごろにはうつ状態になってしまったこともあったそうです。
この年は3月にずっとお世話になったお手伝いさんがなくなり、7月にはおばあさんが、9月にはお母さんまでなくなってしまった時期です。
精神的にふさぎ込むのも無理はありませんね…。
ですがそれから5年ほどたったころ、「自分はいつ逝ってもいい」と思うようになり、薬も飲まなくなったそうです。
すると症状がだんだんと良くなっていき、普通に暮らせるようになっていったといいます。
周囲何を言われようがずっと「自分らしさ」出せているのは、こういったつらい時期を乗り越えて培われた「強さ」があるからなのでしょうか。
これからも長嶋一茂さんがぶれることは絶対にないでしょう。
いかがでしたか?
とにかくなんでもストレートにコメントを残してくれる長嶋一茂さん。
周囲がどんな反応を見せてもぶれることはなく、その姿勢もまたストレートです。
常に真っ直ぐだからこそ、芸能界でも生き残れるのでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。