残念ながら流行語大賞は逃しましたが、「35億」ネタでブレイクしたブルゾンちえみさん。

 

夏頃から最近TVに出ていないという話題がありました。

 

確かに夏~秋にかけてはあまり見かけませんでしたが、2017年11月後半から徐々に露出が増えています。実はこのパターンは「消えゆく一発屋」の代表的な流れなんですね。

今回はブルゾンちえみさんの今後の予想と一発屋のメカニズムを解説していきます。

 

まずはブルゾンちえみさんのプロフィールから

 

 

【芸名】ブルゾンちえみ

【生年月日】1990年8月3日

【出身地】岡山県岡山市

【身長】155cm

【所属】ワタナベエンターテインメント

 

ご存知の方も多いとは思いますが、ブルゾンちえみさんの芸歴はかなり浅い方です。

2015年後半にデビューし、1年ちょっと後の2017年1月にはブレイク、さらに2か月後の2017年3月にはドラマ出演を果たすという、まさに2017年の顔とも言えます。

 

しかしこのトントン拍子の流れが「消えるパターン」ハマってしまう結果となります。

 

 

早くから「消えてそうな芸能人」にランクイン

1月のブレイクと3月のドラマ出演というスピード感が拍車をかけたのか、またはネタが飽きられたのか、2017年半ばには「来年消えてそうな芸能人ランキング」の上位の常連になってしまいました。

 

しかもだいたいは1位という結果。これには以下の3つの根拠が挙げられるので順番に確認していきましょう。

 

 

  1. 新人に近い状態からブレイクしたので、一発屋と認識される。また新人であるため芸の幅が少ない。

他に色々と試した末のブレークではなく、いわゆる苦労人ではありません。急に「違う芸を見せて」と言われても対応できていないのが明白で、ブレイクネタの寿命も短くなります。また立ち振る舞いも慣れていないので、うまく利用されてしまう傾向になります。

 

 

  1. パクリ疑惑と流行語大賞

ある啓発本とネタの内容が酷似しているという「パクリ疑惑」が疑われ、本人も言葉を濁しながらも認めました。オマージュかパクリかは意見が分かれますが、とある大御所の庇護の元、グレー決着となったと言われています。しかし制作側からは使いにくくなったのは間違いないでしょう。さらにこのパクリ疑惑が流行語大賞の年間大賞を逃した原因とも言えます。逆に言えば24時間テレビのチャリティマラソンを走ったり、流行語大賞を取った芸人は翌年に消えると噂されますので、流行語大賞は取らなくて良かったとは思いますが。

 

パクリ疑惑はこちらを参照

ブルゾンちえみにパクリ疑惑!元ネタの本の題名やセリフの画像も

 

  1. 年末年始の波に飲まれつつある

毎年ブレイクする芸人さんが出てきますが、今後の明暗を分けるのが年末年始になります。この時期は収録番組を放送する局もありますが、基本的に視聴率を取りやすい生放送に軍配が上がります。年末年始のテンションをテレビを通して共有できるのが醍醐味ですね。しかし大御所の司会者やタレントは収録番組には参加しますが、リアルタイムの年末年始は休暇を取ります。代表的なところではハワイでのバカンスとなります。逆に年末年始も仕事をする芸人さんは稼ぎ時となるので、入る仕事は断らずにフル稼働になります。ブルゾンちえみさんは同じネタにも関わらず11月後半から露出が増えている事から、この流れに飲まれていく可能性大ですね。

 

 

1年中活躍した人との違い

 

1年を通して安定的に活躍した芸能人は、年末年始にまとまった休暇が取れる事が多いです。制作側も休みを取る人が多いのも理由のひとつです。

 

ブルゾンちえみさんも1月にブレイクしたので「年中活躍した」という対象となりそうですが、やはりこの1年のみという評価になってしまうんでしょうね。

 

同じネタで何年も続くとは思えませんし、新ネタも出てこないとなると、これからも年中活躍できるとは言えません。

 

 

番組の制作側としても、年末年始の番組は1年の総まとめという色を出したいので、その年の顔と言える芸人をまとめて起用します。

しかしそれをしてしまうと視聴者は当然飽きます。そして注目度は下がります。

これが一発屋が1年で消えてしまうメカニズムの正体です。

 

 

キャラ別で消費させる手法が確実

ブルゾンちえみさんと比較すると、ピコ太郎でブレイクした古坂大魔王さんなんかは上手いですね。ピコ太郎が消費されてしまってもまた別名義でのネタを模索できれば古坂大魔王としての鮮度は保たれます。

しかも笑いと音楽を理解し、長年培ってきた実力もありますので勢いが加速する可能性もあります。

ネタが特徴的なのはブレイクの原因となりますが、ネタのエッジが効いてる場合は別キャラとして演じる方が無難ですね。

ブルゾンちえみさんはこの辺りの判断が甘かったと思います。

 

しかも新人という事もあり、人気が下がってきたら「こんなキャラやってみたらどう?」という無責任な先輩やプロデューサーが出てくるんですね。

 

立場上やってみるしかないのですが、これがコケると完全に「終わった」という評価になってしまいます。

 

 

いかがでしたか?ブルゾンちえみさんが今後も生き残るためには、新しいブレイクネタを作るか、演技路線を模索するしかないでしょう。

 

毎年確実なブレイクネタを作るのは難しいと思いますが、路線変更で生き残るのは可能ではないかと思います。

 

お読みいただき、ありがとうございました。