チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~」は、立ち上げ早々のチアダンス部がたった3年で全米制覇を成し遂げるまでの実話をもとに、2017年3月11日に公開された映画ですが、公開1か月にして観客動員数100万人を突破し大ヒットとなりました。またその大ヒットの波に乗って、7月には、TBSで土屋太鳳主演でテレビドラマ化が決定しています。

 

そんな奇跡の物語のモデルとなったのは、福井市の福井商業高チアリーダー部「JETS」。今回は「チアダン」の元となった「JETS」の実話や現在の活動について追っていきたいと思います。

 

 

チア☆ダンのモデル「JETS」ができるまで

物語の発端は2004年。バトン部の顧問に就任した五十嵐裕子さんが神奈川県立厚木高校が全米制覇したことに触発され、周囲の反対を押し切り2006年にチアリーダー部をつくりました。

 

突然、目標が「全米制覇」になり、厳しくなった部活に2、3年生は反発し退部者が続出。60名近くいた部員は9名に激減しましたが、そこから「JETS」を結成しました。

月1回、厚木高のコーチを招き、指導を受けたり、日々の厳しい反復練習によって、2006年の結成から3年後の2009年に全米大会優勝という奇跡のシンデレラストーリーを成し遂げました。

 

 

JETSの輝かしい功績と現在

「JETS」は2011年にも優勝し、同大会を5連覇していましたが、5連覇中だった米オーランドでの全米選手権は、参加部門への日本からの推薦枠が無くなってしまったために出場を断念することになります。

 

その後、顧問の五十嵐裕子さんを中心に、他の大会への出場を模索。その結果、全日本選手権優勝などの実績が認められ、2018年2月に米ネバダ州ラスベガスで開かれたチアダンスの全米大会「ジャムズ・オールスター・ダンス・ナショナルズ」に出場が決定しました。

 

そこで「JETS」は、チアダンス部門に当たる「バラエティー部門」に出場し、ポン、ジャズ、ヒップホップ、ラインダンスの要素を織り交ぜた演技を披露し、シニア5チーム中で最高得点をマークし、同部門の全年齢層を合わせた出場全13チームでもトップの成績を収め、みごと総合優勝を勝ち取り、新たな栄光を手にするに至りました。

 

話だけだと本当に実話とは思えないストーリーですが、JETSは現在でも大きな舞台で好成績を収め、トップレベルを維持しています。

 

このような実話を基にしたサクセスストーリーの映画は数多く存在しますが、今もなお映画の感動をも塗り替える成果を収め続ける実在の団体はなかなか聞くことがないので、彼女たちの活躍には驚きを隠せません。

 

これからも自身の伝説を塗り替え続ける「JETS」の更なる活躍に目が離せませんね。

 

 

いかがでしたか?

 

映画やドラマとなっているチア☆ダンですが、モデルとなったチームも健在で快進撃を続けています。これからも活躍が続くように応援していきましょう。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。